とくにプレスリリースがあったわけではありませんが、ASUSはインテル第10世代CPUを搭載したファンレスタイプの「ASUS Fanless Chromebox」を発表しています。
このファンレスChromeboxは、これまでのモデルからデザインが大きく変更され、安定した熱性能を確保するためにアルミニウムボディを採用、Wi-Fi 6による安定した無線通信を行うために大きな2つのアンテナが搭載しています。
スペック
CPU | Celeron 5205U Core i3-10110U Core i7-10510U |
RAM | 4GB / 8GB |
内部ストレージ | 32GB eMMC 64GB eMMC 128GB M.2 SATA SSD |
外部ストレージ | microSD |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.0 |
フロントポート | USB-A(3.1) ×2 Audio Jack ×1 |
リアポート | USB-A(3.2) ×1 USB-A(2.0) ×2 USB-C ×1 HDMI ×2 RJ45(LAN) ×1 RJ50 Legacy ×1 |
サイズ | 207×148×32mm |
重さ | 1.2kg |
第10世代となるCore i3もしくはi7、Celeronを採用し、4GBRAMもしくは8GBRAM、内部ストレージはeMMCの32GBか64GB、128GB SSDが選べる高性能なChromeboxです。
ただしこれまでに複数のメーカーからリリースされている、第10世代CPU採用のChromeboxから見ると控えめな構成ですが、ファンレスタイプであることとポート類が充実しているため、性能よりも静音性と接続性を重視するユーザーに向いたモデルとなっています。
ChromeboxはChromebookほど人気がないのは残念ですが、公式の製品ページによれば最大3台の4Kディスプレイへ出力することが可能で、新しいVESAマウントのおかげでより安全にモニタへ設置も行えるため、デジタルサイネージやKIOSKといった業務用端末としての活用が主となりそうです。
なお、公式のスペックシートを見ると2つのポート構成(性能が違う)があるため、上位モデルと下位モデルではCPUなど以外にも差があると思われます。
「ASUS Fanless Chromebox」 については、現時点で価格や在庫状況について明らかにされていませんが、公式サイトに登場したことを考えると近いうちに購入できるようになると思います。
このモデルが日本で登場するかはわかりませんが、もし発表されたとしても法人向けとなりそうです。
個人向けとしての「ASUS Chromebox 4」がありますが、日本においてはChromebox自体がレア過ぎるので、あまり期待はできないか…。