最近、動きの少なかった台湾メーカーのAOpenですが、海外でデジタルサイネージなどの商用向け機器として、「AOpen Chromebox Commercial 2」を発表しました。
なお他のメーカーではすでに一般向けや法人向けの4k出力に対応するモデルが発売されていますが、産業用途としての4K対応機種はAOpenが初となるようです。
ちなみにAOpenと言えば、国内でも「Chromebox Commercial」を法人向けにリリースしていますので、もしかしたら国内でも展開するかもしれません。
スペックについて
まだ全てが明らかになっていないため、プレスリリースに出ているものをまとめておきます。
- Core i3-7100U / 第7世代Celeron
- USB-A(3.0) ×5
- USB-A(2.0) ×2
- HDMI ×1
できることならRAMやストレージについてもはっきりとしていれば良かったんですけどね。
ポート類も最低限わかっているのが上記ですので、実際には現行「Chromebox Commercial」と同様に豊富なインターフェースを備えていると思われます。
産業向けとして、過酷な環境でも対応できるように堅牢性能を重視した作りになっていることに加え、埃にも強く、放熱穴のないファンレス設計である点は現行と変化ないようです。
また特長的なところとして、2重のWifiアンテナを装備しているところがあります。
基本的にはこの「Chromebox Commercial 2」も、24時間365日稼働のKIOSK端末やデジタルサイネージ、マシンビジョンといったアプリケーションへの活用を狙っているため、一般向けの販売はまずないと思います。
ちなみにこの機種のウリである4K UHD対応については、他のChromeboxと同じく「i3搭載モデル」でなければダメなところにご注意ください。
ということで、「AOpen Chromebox Commercial 2」は、3月27日にラスベガスで開催されるデジタルサイネージの展示会に出た後、4月のサンフランシスコで開催されるGoogle Cloud Nextにてデビューする予定とのこと。
この機種について興味を持つ方はかなり限られると思いますが、国内展開の可能性もあるため、公式サイトをチェックされる方がよいかと思います。
下記リンクは日本公式サイト、参考サイトは英語のプレスリリースになります。
参考AOPEN unveils Chromebox Commercial 2