今後、AMD搭載でLTEをサポートするChromebookが登場する可能性があります

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「HP Pro C645 Chromebook」と先日新しく発表された「Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook」のように、AMDのRyzenを搭載するChromebookが少しずつリリースされ出しています。

今後もRyzen APUを搭載するモデルは続々と出てくると予想されますが、その中でもLTEをサポートするRyzen搭載のChromebookについて新しい情報が登場しました。

それが「Vilboz」と呼ばれるボードで、今年の5月頃から情報が出始め、AMDを搭載する「Zork」をベースに開発されているボードであることはわかっています。

この他にもいくつかの機種が平行して開発が進んでいることも確認されていますが、最新のコミットでは「Vilboz」には”Enable LTE Function”、つまりLTEをサポートする機能が搭載されていることが記述されています。

これまでにも何機種かLTE対応のChromebookは登場していますが、AMD搭載のChromebookにLTEがサポートされるのは初めてのこととなります。

そして先日の発表にあったように、Ryzen搭載の「Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook Enterprise」には、Wi-Fi 6とBluetooth 5.0、USIスタイラスペン、指紋センサといった2020年のハイエンドらしい性能と機能があるわけなので、これに加えてLTEをサポートするとなれば、第10世代インテルCPU搭載のハイエンドChromebookにも劣らない仕様となります。

現時点ではこのモデルがどこのメーカーのものになるのか、どういう構成になるかは不明ですが、Ryzen搭載のLTEサポートモデルが登場する可能性が高まったといえるので、かなり期待できそうですね。

ちなみに少し掘り下げてみたら、「Vilboz/Vilboz 360」と「Vilboz 14」という3つのボードが存在することがわかりました。

このパターンで思い出すのは、新しいものではDELLのエンタープライズ向けにリリースされた「DELL Latitude 7410 Chromebook Enterprise」があり、「Latitude 7410 Chromebook」という単一の名前でシリーズも同じですが、選択する構成によって「drallion / drallion360」と違いがありました。

これ以前にも似たような名前の付け方がありましたので、少なくとも3つのバリエーションが登場することは間違いなく、可能性としてはクラムシェルタイプ、コンバーチブルタイプ、何かしらの14インチモデルという構成になるんじゃないでしょうか。

現段階では妄想にしか過ぎませんが、エンタープライズ向けになるのかな…今後の情報に期待したいと思います。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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