海外では昨年10月末に発表されていますが、インテル第10世代のCPUを搭載した「Acer Chromebox CXI4」シリーズが日本でも文教・法人向けに5月下旬から発売することをAcerが発表しました。
今回発売されるモデルは、「CXI4-F58U」、「CXI4-F38Q」、「CXI4-F14N」の3機種となります。
それぞれのモデルの違いは以下のとおりです。
- CXI4-F58U:
Core i5-10210U / 8GBRAM / 256GB M.2 NVMe - CXI4-F38Q:
Core i3-10110U / 8GBRAM / 128GB eMMC - CXI4-F14N:
Celeron N5205U / 4GBRAM / 32GB eMMC
スペックなどについては以前の記事でまとめていますが、改めて紹介しておきます。
スペック
OS | Chrome OS (Chrome Enterprise Upgrade) |
CPU | Celeron 5205U Core i3-10110U Core i5-10210U |
RAM | 4GB(Celeron) 8GB(i3 / i5) |
内部ストレージ | 32GB eMMC(Celeron) 128GB eMMC(i3) 256GB M.2 NVMe(i5) |
外部ストレージ | microSD |
ネットワーク | Wi-Fi 6(802.11ax) Bluetooth |
フロントポート | USB-A(3.2) x2 イヤホンジャック x1 microSDカードスロット |
リアポート | USB-C(3.2) x1 USB-A(3.2) x3 HDMI x2 Ethernet x1 |
その他 | VESA取り付け |
価格 | オープン |
新しい「Acer Chromebox CXI4」シリーズは、前モデルの丸みを帯びたデザインとは異なり、より箱型に近いデザインとなっています。
HDMIポートが2つとUSB-C 3.0ポートを採用しているため、トリプルディスプレイでの運用が可能となっていて、付属のスタンドやVESAマウントキットを利用して本体を設置することができます。
また法人・文教向けモデルのため複数の端末を一括設定するためのゼロタッチ登録に対応しています。
この他には、ギガビットEthernetやWi-Fi 6、Bluetooth 5.1など第10世代CPU搭載機として十分な機能となっています。
価格についてはオープン価格となっていて、法人・文教向けのリリースとなるため一般ユーザーが購入することは(いまのところ)できないのが残念ですが、これまでの経緯を考えるといずれ購入できるんじゃないかと予想しています。
作業ベースで考えればCore i5モデルがベストだと思いますが、予算を抑えて複数台用意したい場合にはCeleronモデル、性能と予算のバランスを取るならCore i3モデルのように、用途別での導入を検討するほうが良さそうです。
できれば個人向けでもリリースしてくれると、嬉しいんですけどね…。