昨年末に日本向けで新型Chromebox「CXI3」シリーズのうち、Core i3採用モデルをリリースしたAcerですが、さらにCeleron採用のChromeboxも追加でリリースすると発表がありました。
もちろん今回も法人・文教向けのリリースとなっています。
同じく第8世代のCeleronを採用したChromeboxをリリースしていたのがASUSだけだったわけですが、Acerが投入したことによってASUSとAcerが競合するような状態になります。
本体の外観などに変化があるわけでなく、基本構成でCPUとRAM、そしてストレージに違いがあります。
ということで、今回発表のあった第8世代Celeron(3865U)を採用した「Acer Chromebox CXI3-A14N」のスペックをまとめておきます。
スペック
CXI3-A14N | |
CPU | Celeron 3865U 1.8 GHz(2core) |
RAM | 4GB(2GB×2) |
内部ストレージ |
32GB m.2 (Type 2242)SSD
|
外部ストレージ | MicroSD |
ポート |
USB-C(3.1) ×1
USB-A(3.0) ×3 USB-A(2.0) ×3 HDMI ×1 LAN ×1 オーディオジャック |
付属品 |
垂直スタンド
VESA取り付けキット |
Chromeboxとしては必要十分な性能になっていますが、価格についてはオープン価格となっているためなんとも言えません。ざっくりとこんな感じですね。
ただi3モデルと旧Celeronモデルの価格を考えると、せめて5万円程度にしてもらわないとちょっとキツイ感じが正直あります。
とは言うものの、個人ユーザー向けというより法人向けにKIOSK端末やPOSシステム等々に採用されることを前提にリリースしているのでこのあたりについては今後の展開次第というところでしょうか。
スペック的に見ればASUSのそれと大きく変化ありませんが、「CXI3」の方がポート類は充実しているので、このあたりの運用の違い、あるいはメーカーのサポートによる違いが重要かと思います。
いずれにしても、Chromeboxのモデルが日本国内で追加されて選択肢が増えてくるのは良いことかと思います。
まとめ
ということで、「Acer Chromebox CXI3-A14N」がラインナップに追加されると発表があったので取り上げておきました。
個人的にはi3モデルよりCeleronモデルの方がコストパフォーマンスは良いと思っているので、Celeron搭載モデルをAcerが出してきたことは素直に嬉しいと思います。
ただ選択肢が増えることは嬉しいのですが、性能面ではほぼ同じようなものですし、個人ユーザー向けではないことを考えると、最終的には運用の仕方やメーカーサポートと対応の良し悪しというところになると思います。
この辺に関しては私があれこれ言える立場ではないので、皆様のご判断にお任せするしかありません。
ちなみに個人向けでどこかで取り扱うのか見てみましたが、今のところなさそうですね…残念。
発売は2月1日からということなので、もしかしたらどこかに流れてくるかも。