GSMA は 2026 年 7 月 28 日 (現地時間)、Google Pixel などの Google メッセージアプリでも利用されているメッセージング規格、RCS (Rich Communication Services) の最新仕様「RCS Universal Profile 4.1」を公開しました。
今回のバージョンでは、会話の中で名前やプロフィール画像を共有できる新機能が追加され、共有相手をユーザー自身が個別に制御できるようになるほか、エンドツーエンド暗号化 (E2EE) の相互運用性の改善や、通信方式を gRPC ベースの接続レス方式に切り替える基盤強化が行われています。
プロフィール共有の公開範囲を個別に制御可能に
プロフィールの共有機能は、チャット内で Google・Apple・携帯キャリアの各アカウントに登録された名前や画像を共有できるようになり、公開範囲を個別に設定できるようになります。特にグループチャットでは、会話の相手を識別しやすくなります。
エンドツーエンド暗号化の相互運用性を改善
Universal Profile 4.1 では、異なるメッセージングクライアントやサービスを使うユーザー同士が暗号化された RCS メッセージをやり取りするとき、提供元の技術に関わらず暗号化がシームレスに機能するよう、エンドツーエンド暗号化 (E2EE) の仕様が改善されました。
通信方式を gRPC ベースの接続レス方式に変更
ネットワーク間でメッセージやシグナリングをやり取りする通信方式も見直され、gRPC をベースとした接続レスの通信プロトコルが新たに導入されます。
GSMA は、既存の道路を走る車をより効率的な小型車に置き換えるようなものだと説明しており、オーバーヘッドを抑えながら少ないリソースでメッセージを届けられるようになります。
この変更は、1 対 1 のメッセージングやビジネス向けメッセージング、ビデオ通話機能「MIVC (Messaging Initiated Video Calls)」、迷惑・詐欺メッセージの報告機能など、RCS のコア機能をより安定的に動作させる目的です。
実際の展開まではまだ時間がかかる
今回は仕様の公開された段階であり、実際に Google メッセージや iMessage などのアプリ、各国のキャリアに反映されるまでには時間がかかります。
RCS Universal Profile 4.0 で導入された MIVC やリッチテキストなどの機能についても、現時点ではまだ広く展開されていません。











