前々から買おうか悩んでいた、ノキアのBluetooth完全ワイヤレスイヤホンこと「Nokia True Wireless Earbuds」をついに購入したのでレビューしていきたいと思います。
が、タイトルのとおりで、購入してレビューをまとめていこうとあれこれチェックしていた矢先に、本体収納のスプリング部分が壊れて元に戻らないという最悪の状態に陥ってしまいました。
取説などを確認していくと、イヤホンの充電もできていないようだったので、どうやら不良品である可能性が高く…せっかく購入したのにガッカリな結末です。
現在、購入元のB&Hに連絡したものの、これといった返事はなく諦めの境地に。
ただ、イヤホンとしてはなかなか良いモノですし、ちょっとお高めの値段設定ですが、ノキア好きでハズレに当たらなければ全然アリだと思いました。
なので、私のモノは開封後1時間ほどで壊れてしまいましたが、レビューだけはまとめておこうと思います。
Nokia True Wireless Earbuds のスペック
まずはざっくりとしたスペックをおさらいしておきます。
ちなみにこの「Nokia True Wireless Earbuds」は、国によっては「Nokia V1 BH-705」という名称で販売されています。
- 物理ボタン採用
- Bluetooth 5.0
- 最大3.5時間音楽再生
- 最大4時間連続通話
- 最大70時間スタンバイ
- 充電時間3時間
- 充電ケース利用で最大16時間
- USB Type-C充電
- IPX4相当防水
- ケース 22mm×100mm
- イヤホン本体 22.3mm×14mm / 10g
このような性能になっています。
ノイズキャンセリング機能は搭載されていませんので、その点はご注意ください。
Nokia True Wireless Earbuds を開封
ということで、テンションはガタ落ちですが開封紹介をしていきます。
まずは化粧箱から。
スマホのときとは違い、かなりシンプルなデザインになっています。
今回は米国で発売されたものを購入していますので、英語表記になっています。
横からパカッと開く感じの箱です。
マグネットになっているようで、勝手にパカパカしないようになっています。
開くと製品はプラスチックのフタに覆われています。
これも簡単にはめてあるだけですので、手間側にある指かけ穴から引っ張れば、簡単に開けることができます。
こんな感じで、箱の中もシンプルにまとまっていますし、ブラックでカッコいい感じです。
これらの下部には付属品が収納されていますので、ヒモ部分を引っ張って取り出せます。
これもまたスッキリとしていて、かなり好みの配置ですね(笑)
内容物は、取説とイヤーピース(S,Lサイズ)、USB-C to USB-Aケーブルの3点セットとなっています。
当然ですが、Mサイズはすでにイヤホンに付いていますのでご安心ください。
ということで、外観チェックをしていこうと思います。
Nokia True Wireless Earbuds の外観チェック
まずは充電ケース本体の左右側面部分から。
どっちをどう呼ぶべきか難しいところですが、USB-Cポートがある側とイヤホン収納側となっています。
このモデルは、スプリングを利用したプッシュリリース式になっています。
収納されている側をひと押しすると、わずかに頭が飛び出しますので、あとは引き出してあげるだけです。
閉じるときには、一度押し込んであげれば、カチッとなってしっかりとまる、はずです。
私の場合はここが問題で、おそらくこの写真を撮影して2回ほど使用した後、プッシュしてもカチッと止まらず開きっぱなしになってしまいました。
イヤホンが格納される部分はこんな感じです。
左右の位置はもちろん決まっているのですが、面倒なことに向きも一定の向きにしなければならず、その向きは手動で調整しなければならないことです。
一応、このモデルはマグネット式になっているため、ケースが逆さになっても落ちることはありませんし、うまく置くことができれば一発で収納できます。
しかし、収納時には物理ボタン部分がこの向きにこないとケースが閉まらないため、手直しする必要があるのがちょっと面倒かな。
で、肝心のイヤホン本体ですが、これまたコンパクトで軽いですし、ブラックの感じが渋くて良いいですね。
左右に物理ボタンが搭載されているのが特長で、これまたちょっと厄介なところだったりします。
このモデルは、左右独立しているような状態のため、ケースから取り出して左右どちらかのイヤホンのボタンを長押しして電源を入れたあと、もう片方のイヤホンも物理ボタン長押しによって電源を入れることで、左右をペアリングしないといけません。
そのため、「Nokia True Wireless Earbuds」は、一度ペアリングしておけば接続元とは自動でペアリングしてくれますが、ケースから取り出しても自動で電源がオンにならないため手動で電源を入れる必要があること、両耳で聞くにはもう片方のイヤホンも手動で電源を入れないといけないのが正直メンドイです。
私の持っているMEIZU POPですらケースから取り出した時点で自動的に電源が入り、接続元とも左右とも(取り出していれば)自動でペアリングしてくれるので、なぜこの価格でこれができないの!とか思ってしまいます。
電源のオンオフに関するボタンの長押し時間も長く、オフにするのに8秒押し続けないといけないのも面倒です。
この時点でもう、手軽な完全ワイヤレスイヤホンとは程遠い感じでしたが、ノキアであるという理由だけでも使う価値はあるはず。
Nokia True Wireless Earbuds の音質
私も音質についてあれこれ言えるほどではありませんが、少なくとも聞いてて不快になるような問題はないと思います。
いわゆるドンシャリ系ほどウルサイわけではありませんし、それなりに中音も低音も出ていて聞いている印象としては全然アリな感じ。
ノイズキャンセリング機能はないですし、決して高機能なものではありませんが、音は悪くないはず。
ただ価格を考えると、この音と機能にしてこの価格設定はちょっと高いんじゃないの?という気持ちはあります。
バッテリー駆動時間も試せるだけ試してみましたが、音楽再生なら3時間ちょっとは実際に持つものの、やはり物足りなさがあるのも事実です。
ただUSB Type-Cによる充電があって、シンプルで、ブランドとしても申し分のないことを考えると、選択肢としては悪くなかったはずなんですよ。
悪くなかった、はず。
まとめ – オススメはしないけど、好きなら…
これ以上は、あまり書けることもないですし、挫け気味なので早々とまとめます。
とにかく言えることとしては、Nokiaブランドが好きでイヤホンもノキアにしたい!という方であれば、「Nokia True Wireless Earbuds」は決して悪い選択肢ではないと思います。
しかし私のように不良品に当たってしまうと、国内ではサポートが受けられないためこと、基本は海外とのやり取りになるため、仮にサポートを販売元がしてくれたとしても、労力と時間がかかることは覚悟しなければなりません。
また、価格も諸々込で18,000円ほどになってしまうため、この値段を出すなら国内でも様々な選択肢が出てきます。
そうなると、よほど好きでなければ選ぶべきではないですし、今回のワタシのようにハズレを引いてしまっても申し訳がないので、あえてオススメはしません。
もしも、不良品にあたらなければ、Nokiaロゴが入っている完全ワイヤレスイヤホンというだけで大満足だったと思いますし、きっとオススメしていたと思います。
今でもなんとかして使いたいと思っていますが、イヤホン自体が充電されないんじゃどうしようもないですよね(笑)
もしも「Nokia True Wireless Earbuds」に興味があって、購入しようか悩まれている方がいらっしゃるのであれば、不良品だけでなく壊れる可能性も視野に入れて、保証付きであったりサポートが手厚いところで購入されるか、諦めて別のものを選択するほうが良いと思います。
海外のレビューを見ると、同じような症状の方が何人かいらっしゃる他、そもそも引っかかって開かないみたいなコメントもありました。
そんなわけで今回は残念なレビューとなりました!
余談ですが、この記事の写真はすべて「Nokia 9 PureView」で撮影しています。