Google は 2026 年 6 月 12 日、Google Colab に「可視化モード(Visualization Mode)」と「全画面出力で共有(Fullscreen Output Sharing)」という 2 つの新機能を追加したことを発表しました。
これにより、自然言語でダッシュボードを生成してリンク 1 つで共有するまでの一連のワークフローを、より手軽に完結できるようになります。
可視化モード
「可視化モード」は、Colab の Gemini の [指示] から「可視化モード」を選択して起動し、表示したいグラフの内容を自然言語で入力すると、データの読み込みから可視化コードの生成・実行、エラーの自動診断・再試行までの処理が行われます。


たとえば「Kaggle の Netflix データセットを読み込んで、年ごとの映画公開本数を棒グラフで表示して」といった指示を入力するだけで操作が完了します。
生成されるグラフはホバー時のツールチップ、ズーム操作、レスポンシブレイアウトに対応したインタラクティブなものになっており、業界標準のチャートライブラリが使用されています。


全画面出力での共有
Colab の「全画面出力」での共有は、特定セルの出力をコードセルやノートブック UI を除いた状態で、独立したフルスクリーンページとして表示する専用 URL を発行する機能です。
セルの出力メニューにある「全画面出力へのリンクをコピー」から URL を取得できるほか、セル直下に表示される「Share dashboard」のレコメンドからもアクセスできます。


アクセス権限はノートブックファイルを保護している Google ドライブの既存の権限設定に連動するため、別途権限管理を行う必要がありません。生成した URL をチャットやメール、スライドに貼り付けるだけで、権限を持つ相手にインタラクティブなグラフを共有できます。


活用シーンと利用方法
公式ブログでは、以下のような利用ケースが例示されています。
- Kaggle データセットの分析 : Kaggle からデータセットを直接読み込み、山火事の年別発生件数などのトレンドを可視化する
- Google ドライブデータの可視化 : 接続済みの Google ドライブから売上ファイルを読み込み、上位 10 製品などのダッシュボードを作成する
- GitHub ファイルのグラフ化 : GitHub リポジトリの CSV ファイルを直接取得し、株価の日次終値を折れ線グラフで表示する
「可視化モード」と「全画面出力で共有」機能はすでに Google Colab で利用可能です。
可視化モードは [ノートブックの設定] > [AI アシスタント] の指示一覧からも確認でき、Gemini の [指示] から選択してダッシュボードを作成できます。作成後はセルの出力メニューの「全画面出力へのリンクをコピー」から共有 URL を発行できます。








