3月終わりまでブログ周りに一切手をつけていなかったので忘れていましたが、海外では教育機関向けにDellも11インチで2イン1のタッチスクリーン搭載「Chromebook 5190」をリリースしていたようですね。
この機種は1月の時点ですでに発表されており、USB-Cポートを搭載してEMRスタイラスに対応するモデルも出て来るというものでした。
ちなみにに日本国内では、「Dell Chomebook 3180」という製品が2モデル展開されていますが、「3180」はEMRペンに非対応のほか、CPUはCeleron N3060と価格は低めですが性能も「5190」には劣ります。何より選択肢がこれしかないってのも痛いですが。
日本ではこの「3180」の影響か「Dell Chromebook 5190」の存在について取り上げているところが少なかったので、あえて今さらまとめてみることにしました。
ということで、Dellが2月に教育機関向けにリリースしていたタッチスクリーン搭載の11インチモデル「Dell Chromebook 5190」のスペックなどまとめていこうと思います。
「Dell Chromebook 5190」
まず、この機種は「Celeron N3350」と「Celeron N3450」を搭載しているモデルがあり、タッチ操作に対応・非対応、さらにEMRスタイラスペンに対応・非対応かを選択することができます。
Chromebook 5190 | |
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ディスプレイ | 11.6インチ IPS 1,366 × 768 タッチ対応or非対応 EMRペン対応or非対応 |
CPU | Celeron N3350 2.4GHz(2Core) or Celeron N3450 2.2GHz(4Core) |
RAM | 4GB |
内部ストレージ | 32GB or 64GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
ポート | USB-C ×2 USB 3.1 ×2 ヘッドホンジャック |
バッテリー | 最大13時間 |
サイズ | 幅303.9 × 奥行207.9 × 厚み21.65 mm |
重さ | 1.4kg |
スペックについてはこんな感じです。ちょっとモデルの差がわかりにくいですが、最上位モデルはタッチ操作対応、EMRペン対応、ストレージ64GBですがCPUはN3350(デュアルコア)を搭載しています。
次点のモデルはタッチ、EMRペン対応ですがストレージは32GB、CPUは「N3450(クアッドコア)」となっています。
トータル的に見ていくと、「Chromebook 3180」よりも全体的にやや性能は向上しているものと捉えられます。
バッテリー駆動時間も「3180」は最大10時間となっていましたが、「5190」では約13時間とこちらも上回っております。
しかし重さが11インチクラスにしてはやや重い1.4kgになっていますから、持ち運ぶ際にどう出るかというところです。
これを除けばポートもHDMIがないのは痛いですが、USB-C、USB3.1が各2つずつ搭載されていますし、使い勝手は良さそうですね。
まとめ
11インチクラスとしてはスタンダードなスペックになっているんじゃないでしょうか。ディスプレイもEMRペン対応ということですし、教育機関向けであればスペック的にも十分だといえます。またやや重たいもののバッテリー駆動時間が最大13時間というのは魅力のひとつに思えます。
しかし2in1の「Dell Chromebook 5190」は価格帯がもっとも下位のモデルで$399(約42,000円)ですが、「3180」の最上位モデルは$289(約32,000円)とおよそ1万円ほど高くなってしまいます。
仮に日本発売があったとして、現時点で日本の「Chromebook 3180」は54,980円ですから、「Chromebook 5190」の下位モデルでも1万円程度高いとなると約7万円になってしまいます。これだと国内普及を目指すには値段が高くなりすぎです。
海外でも「Chromebook 5190」については高額な印象になっているみたいですから、「Chromebook 5190」はなかなか普及は難しいようです。
ただEMRペン対応は嬉しいところなので、今後はこういう機種が増えていってくれると嬉しいな。