テスト中の「アプリのロック」機能、Pixel 向け Android 17 Beta 3 では展開されず

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Google は現在、Android において個別のアプリを指紋認証や PIN で保護できるネイティブの「アプリのロック」機能をテストしています。

先日、ベータプログラムに登録している Pixel 向けにリリースされた Android 17 Beta 3 には含まれていませんでしたが、Android Canary 2603 ビルドを実行する Pixel デバイスではこの機能の動作が確認されています。

実際に筆者も Android Canary 2603 を実行した Pixel 9a でこの機能をテストしました。

目次

アイコン長押しで設定できる「アプリのロック」

以前の記事でも紹介しているように、Android Canary 2603 を実行する Pixel デバイスでは、ホーム画面やドロワーでアプリアイコンを長押しした際のメニューに「アプリのロック」オプションが追加されています。

Google Pixel の「アプリのロック」機能の項目をハイライトしている画像

この機能は名前のとおり、オンにしたアプリを開く際に指紋認証、顔認証、または PIN の入力が必要になるというものです。これにより、サードパーティ製のアプリを使わずとも OS 標準で手軽にアプリの起動を制限できるようになります。

Google Pixel で「アプリのロック」を実行した後に表示される確認画面のスクリーンショット

単にアプリの起動にロックをかけるだけでなく、ロックされたアプリからの通知は非表示になり、ホーム画面のウィジェットやショートカットも削除されるため、認証を経ずにアプリ内のコンテンツを見ることはほぼ不可能になります。

ただしシステム上、Gemini などの承認されたサービスに対して権限が与えられている場合は、引き続きデータにアクセスできる仕様となっています。

「隠す」プライベート スペースと「守る」アプリのロックの使い分け

Android 15 以降、Pixel デバイスではアプリそのものやファイルを隠すための独立した環境を作成する「プライベートスペース」が導入されています。

こちらは強力なセキュリティ機能ですが、日常的によく使うアプリの保護としては手間が増える点がネックです。

Google Pixel の「プライベートスペース」の設定画面のスクリーンショット
Google Pixel の「プライベートスペース」

一方、今回テストされている「アプリのロック」機能は、特定のアプリを別のスペースに移動させることなく、普段と同じ場所に置いたままアクセスのみを制限できる点が大きな違いです。

例えば、プライベート スペースは存在を知られたくないアプリを隠すのに適していますが、アプリのロックは普段使いするものの勝手に見られたくない LINE や銀行系アプリなどを守るのに適しています。

用途に合わせてこれら 2 つの機能を使い分けることで、より柔軟なセキュリティ対策が可能になります。

展開の時期はまだ不明

「アプリのロック」機能は、最新の Android Canary 2603 ビルドで確認されているものの、先日展開された Android 17 Beta 3 では利用できませんでした。

プラットフォーム安定版に到達している Android 17 Beta 3 では、Canary 2603 で導入された多くの機能が早々に利用可能となってますが、この機能だけはまだ反映されていません。

そのため、現時点では Android 17 安定版の展開時にすぐ利用できるかははっきりしていません。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。
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