調査会社 Counterpoint Research の最新レポートによると、2026 年の世界の折りたたみスマートフォン市場は前年比で 20% の成長が見込まれており、Apple の参入によって勢力図が変わる可能性が示唆されています。
一方で、この環境下でも Google の Pixel デバイスは一定の存在感を保つと予測されています。
Apple の参入と折りたたみ市場の動向
2026 年は Apple が初の折りたたみ iPhone を投入すると予測されており、これにより市場全体の出荷台数が押し上げられるとみられています。
Counterpoint の予測によれば、Apple は参入後に 28% のシェアを獲得し、Samsung (31%) に次ぐ 2 番手になるとされています。
これまで 6 年以上にわたり Android デバイスが展開されてきた折りたたみスマートフォン市場ですが、この競合の登場により、各メーカーはプレミアム市場における戦略の再考を迫られています。
Google Pixel の立ち位置
市場の変化が予想されるなか、Google の Pixel は「その他」のカテゴリーに含まれず、独立したブランドとして立ち位置を維持すると評価されています。
2025 年のシェアにおいて、Google Pixel は折りたたみ市場全体の約 2% を占めており、Samsung (40%) や Huawei (30%)、Motorola (12%) などに続くポジションにつけています。2026 年の予測では、Apple 参入による市場拡大に伴い相対的なシェアは 1% になるとされていますが、引き続き単独のメーカーとして認識されています。

これは、米国市場において Pixel Fold シリーズが数少ない折りたたみ式スマートフォンの選択肢となっていることや、ヨーロッパ市場での展開が寄与していると考えられます。
実際にこれまでの Pixel Fold シリーズを使って確認している通り、Google はソフトウェアの改善と大画面への最適化を進めており、ハードウェアのスペック以外の面で独自のメリットを持っています。
次期モデルの薄型化とヒンジの改善
Google は昨年に引き続き、2026 年第 4 四半期に次世代の Pixel 11 Pro Fold を投入すると見られています。
今回のレポートによると、この新しいモデルは本体のシャーシがより薄くなり、ヒンジのデザインも改良される見込みとされています。
しかし、過去にリークされたレンダリング画像からは、約 0.7 mm の薄型化が示唆されており、Samsung Galaxy Z Fold7 のような劇的な薄型化は期待できない可能性があります。
ヒンジの変更については詳しい仕様は分からないものの、Pixel 10 Pro Fold では前世代の 9 Pro Fold から新たに改良されたギアレス高強度ヒンジを採用しています。2026 年には薄型化にともない、このヒンジをさらに見直す可能性は十分に考えられます。
まとめ
2026 年の折りたたみスマートフォン市場は、Apple の参入を機に各メーカーが折りたたみ式デバイスへの注力を強めると予想されています。
そのなかで、Google が強みとするソフトウェアと AI の技術を活かしつつ、ハードウェアの設計をどのように更新してくるかが焦点となります。
今のところ Pixel 11 Pro Fold に関する情報はレンダリング画像のリークしかありませんが、劇的な変化というよりも堅実なアップグレードとなる可能性が示されています。


