Google は NotebookLM において、EPUB ファイルのアップロードに対応したことを発表しました。
これまでの NotebookLM では、電子書籍やドキュメントをソースとして利用する場合、PDF 形式に変換するかテキストを直接入力する必要がありましたが、今回のアップデートにより、電子書籍の標準的なフォーマットである EPUB をそのままソースとして追加できるようになりました。
記事執筆時点で、筆者の環境ではすでに利用可能であることを確認しています。
EPUB 対応による機能の変化
EPUB は、表示する画面サイズに合わせて文字レイアウトが変化する「リフロー型」のデータ形式です。固定レイアウトの PDF とは異なり、多くの電子書籍リーダーで採用されています。
NotebookLM で EPUB ファイルが利用可能になったことで、以下の作業の効率化が期待されます。
- 電子書籍の解析: 購入した EPUB 形式の書籍をアップロードし、内容の要約や特定情報の抽出を行う
- 学習効率の向上: デジタル教科書や参考書をソースに指定し、内容に基づいた Q&A やスタディガイドを生成する
- ソース精度の維持: NotebookLM はアップロードされたソースの情報のみを元に回答を生成するため、信頼できる書籍データを直接読み込ませることでハルシネーション(事実とは異なる回答)を抑制できる
実際に EPUB ファイルをアップロードして動作を確認したところ、PDF 同様に短時間で読み込みが完了し、チャットによる質問や要約作成が正常に行えることを確認しました。

電子書籍を主な情報源としているユーザーにとって、ファイル変換の手間がなくなる点は実用的な改善と言えます。
すでに展開済み
NotebookLM の EPUB 対応により、PDF への変換工程が不要となり、電子書籍を活用したリサーチのワークフローが簡略化されました。特定の資料に基づいた正確な情報抽出を求めるユーザーにとって、利便性を向上するアップデートです。
Google Workspace 管理者にとっても、社内のマニュアルや資料が EPUB で運用されている場合、そのまま NotebookLM で共有・活用できるため、導入のハードルが下がることが期待されます。


