Android 向けのキーボードアプリ Gboard において、キーボード領域全体を仮想トラックパッドのように使用し、カーソル移動を自由に行える新しい「カーソルモード」が開発されていることが報告されました。
Android Authority によると、この機能は Gboard の最新ベータ版(v16.8.2.867538971-beta)の APK 解析によって発見されたものです。現在は開発段階の機能ですが、実際の動作を示すスクリーンショットが共有されています。
既存の「グライド入力」の弱点を解消
現在、Gboard でテキスト入力中にカーソルを移動させる主な手段として、テキストボックス内を直接タップするか、スペースキーの上で指を左右にスライドさせる「グライド カーソル操作」機能があります。
しかし、スペースキーをスライドする操作は、指を離さずに左右へカーソルを動かすには便利ですが、行を変えたり(上下移動)、長い文章の特定の場所へ大きく移動したりすることはできません。
今回発見された新しい「カーソルモード」は、スペースバーを長押しすることで起動し、通常のキートップの表示が消えて仮想的なタッチ領域(トラックパッド)に切り替わります。

ユーザーはその領域内で指をスライドさせることで、左右だけでなく上下を含む全方向へ画面上のカーソルを操作できるようになります。
報告によれば、この機能は Gboard のキーボード領域外に指が移動しても追従するため、PC のトラックパッドやマウスを使っているような感覚で、より直感的かつ広範囲にカーソルを制御できるとしています。
いつリリースされるかは不明
現時点では、Gboard のこの機能が既存のグライドカーソル操作を置き換えるものになるのか、あるいは設定で選択できるオプションになるのかは不明です。
また、開発中の機能であるため、正式版として一般ユーザーに提供される時期や、そもそも機能として採用されるかどうかもまだ分かりません。
とはいえ、とくに大画面デバイスでのテキスト編集におけるカーソル移動の不便さは多くのユーザーが感じているポイントですので、今後の展開に期待です。


