先日、当サイトで FCC 認証および TCO 認証情報に基づき、Lenovo が MediaTek Kompanio 540 を搭載した未発表の Chromebook「Lenovo Chrome 14M8911」を準備していることをお伝えしました。
今回、このモデルについて Lenovo が 2026 年 2 月 6 日付けで製品仕様書(PSREF)を公開し、以前の記事で推測していたスペックの答え合わせができるとともに、ディスプレイ輝度などの新たな詳細が判明しました。
また、正式名称については海外では「Lenovo Chromebook m (14″, 11)」とされており、もし日本で発売するとすれば、「Lenovo Chromebook m Gen 11」となるかもしれません。
Lenovo Chrome 14M8911 の主な特長
Lenovo Chromebook m (14″, 11) に関する前回の記事では、マザーボード情報や Energy Star のリストから「MediaTek Kompanio 540」が搭載されると予測していましたが、公開された仕様書によりこれが事実であることが確定しました。
プロセッサは「MediaTek Kompanio 540」を搭載し、メモリは最大 8GB LPDDR5x、ストレージは最大 128GB UFS 2.2 となっています。
エントリークラスで採用されがちな eMMC ではなく UFS ストレージを採用している点も、以前の予測通りです。
14 インチ WUXGA、400nits の高輝度パネル
以前の情報通り、アスペクト比 16:10 の 14 インチ 1920×1200 解像度の IPS 液晶を採用していますが、仕様書によると輝度が 400 nits であることが明らかになりました。

一般的な普及価格帯の Chromebook は 250〜300 nits 程度であることが多いため、今回のモデルは屋外や明るい照明下での視認性向上が期待できます。
ポートとバッテリー駆動時間
ポート類は、USB-C が 2 ポート、USB-A が 2 ポート、HDMI 1.4b、ヘッドホンジャックという構成です。これは上位の Kompanio Ultra 910 を搭載した「Lenovo Chromebook Plus Gen 10」よりも充実しています。

また、バッテリーは 50Wh を搭載し、Google の負荷テストにおいて最大 18 時間という駆動時間を公称しています。おそらく実働で 7 〜 9 時間が期待できます。
重量は約 1.36 kg となり、14 インチ Chromebook としてはやや軽めです。また、本体は MIL-STD 810H に準拠した堅牢性を備えています。




Wi-Fi 7 は対応、5G の記載はなし
通信機能については、FCC 認証情報にあった通り「MediaTek Wi-Fi 7 MT7925」を搭載した Wi-Fi 7 (802.11be) 対応モデルの存在が確認されました。Wi-Fi 6E 対応モデルも併売されるようです。
一方で、前回の FCC 情報で示唆されていた 5G モジュール (Rolling Wireless RW101R-GL) に関する記述は、今回の仕様書にはありませんでした。
WWAN (ワイヤレス WAN) の項目は「No support(非対応)」となっており、SIM スロットに関する記述も見当たりません。 これが Wi-Fi 専用モデルの仕様書であるため記載がないのか、あるいは 5G モデルがキャンセルされたのかは現時点では不明です。
スペックシート
| 型番 | 83SX |
|---|---|
| ディスプレイ | 14 インチ IPS 1,920 × 1,200 400 nits 45% NTSC アンチグレア [オプション] タッチ対応 |
| CPU | MediaTek Kompanio 540 |
| RAM | 4GB / 8GB LPDDR5X-4800 |
| 内部ストレージ | 64GB / 128GB UFS 2.2 |
| 外部ストレージ | なし |
| Web カメラ | 720p または 5MP プライバシシャッター付き |
| ポート | USB-C × 2 USB-A × 2 HDMI 1.4b × 1 3.5 mm Combo jack |
| ネットワーク | Wi-Fi 6E / Wi-Fi 7 Bluetooth 5.3 |
| バッテリー | 最大 18 時間 45W 急速充電 * 30 分で最大 50% |
| その他 | MIL-STD 810H [オプション] キーボードバックライト対応 |
| サイズ | 319.2 × 223.3 × 19.9 mm |
| 重さ | 約 1.36 kg |
まとめ
公式情報が出たことで、「Lenovo Chromebook m (14″, 11) / Lenovo Chrome 14M8911」が Kompanio 540 と 16:10 の高輝度ディスプレイを搭載した実用的なモデルであることが裏付けられました。
また、PSREF の説明では「信頼性と汎用性に優れたデバイスを求める一般消費者や中小企業のユーザー向け」と書かれていることから、教育市場をターゲットとしたモデルではないようです。
一方で、期待されていた 5G 対応については今回の資料では確認できず、今後の情報待ちとなります。
日本国内での展開については現時点で不明ですが、仕様を見る限り、国内の一般・法人向けとしても十分選択肢になり得る 1 台と言えます。


