現在、Google と各メーカーは水面下で Qualcomm の Snapdragon X シリーズチップセットを搭載する Chromebook の開発を進めていますが、今回新たに「Mica」と呼ばれるボードの開発が追加されました。
この「Mica」は、現在開発が進められている「Bluey」と呼ばれるボードをベースにしています。
「Bluey」と今回追加された「Mica」の関係性
もともと、2025 年 4 月頃に「Bluey」と呼ばれるリファレンスボード(設計の共通基盤)の開発が確認され、このボードが Qualcomm の Windows 向けチップセットである Snapdragon X シリーズの搭載を目指して開発されていることが明らかになりました。
その後、「Quenbi」と「Quartz」と呼ばれる 2 つのボードの開発も始まり、しばらくの間はこの 3 つのボードの開発が進められていました。
しかし、今回新たに「Bluey」をベースにした「Mica」と呼ばれるボードの開発が始まったことが確認されました。

Chromium Gerrit のコミットでは、「Bluey」の直下または一部として「Mica」が作成されたことが分かります。また、このボードはリファレンスではなく、実際のデバイスのベースボードとなることも確認できています。


ただし、現段階では具体的なコードはなく、最小限の設定ファイルだけが投入された状態のため、どのようなデバイスになるかはまだ分かりません。
現状では全体的に謎が多い
Snapdragon X シリーズを搭載する Chromebook の開発は、そろそろ 1 年が経過しますが、まだその詳細ははっきりとしていません。
これまでには、少なくとも Snapdragon X Plus X1P-42-100 だけでなく、Snapdragon X Elite を用いたテストが行われていることが示されていました。
どちらのチップも Chromebook としては非常に高性能なものですが、Qualcomm はすでに Snapdragon X2 Elite シリーズと X2 Plus シリーズを発表しています。
いまから 1 年前のチップを搭載してリリースするのか、あるいは第 2 世代のチップを採用するのかも分かりませんが、Google は継続して開発に取り組んでいることは間違いありません。
今後、ChromeOS と Android の統合 OS となる Aluminium OS のリリースも控えていることから、スマートフォン市場で圧倒的なシェアを誇る Qualcomm のチップを採用したデバイスが登場することは理にかなっています。
いずれにしても、現状では「Mica」を含めて「Bluey」シリーズは謎が多いため、引き続き情報を追っていきます。


