Counterpoint Research の最新レポートによると、2026 年の世界のスマートフォン市場はメモリ価格の高騰により全体で 7% の縮小が予測されています。
市場全体が低迷する中、独自チップ「Tensor」を採用しハイエンドモデルへ注力する Google Pixel シリーズは、影響を最小限に抑えられる見通しです。
メモリ価格高騰による低価格帯への影響
レポートでは、市場縮小の主な要因としてデータセンターの拡大に伴う需要増により、スマートフォン向けメモリの価格高騰を挙げています。
この影響により、利益率の低い「150 ドル(約 2.3 万円)以下」の価格帯では部品コストの上昇を吸収できないため、この価格帯を主力とするメーカーは製品ラインの縮小や撤退を余儀なくされる可能性があります。
プレミアム帯と Tensor チップによる差別化
低価格帯が苦戦する一方、Google や Samsung が注力する「プレミアムモデル」への影響は限定的であると分析されています。
例えば、500 ドル(約 7.6 万円)以上のモデルは需要があり、2026 年には市場全体の約 3 分の 1 を占めると予測されています。
また、自社製チップを使用する Google などは、外部ベンダーに依存する場合と比較して、コスト管理や機能実装における柔軟性が高まるとされています。
とくに Google は近年、Pixel シリーズにおいて高付加価値な Pro モデルの展開を強化しています。この戦略は、低価格帯の混乱を回避し、収益性の高いプレミアム市場でシェアを確保するという市場トレンドに合致しています。
まとめ
2026 年はメモリ価格の上昇により、低価格スマートフォンの供給に影響が出る見込みです。
Google Pixel シリーズは、Tensor チップを活用した高付加価値路線へシフトすることで、市場全体の縮小傾向とは異なる動きを見せると予測されます。
なお、Google はまもなくミドルレンジの Pixel 10a を発表すると言われており、このデバイスも価格は据え置きであることが期待されていますが、性能面でも大きな変更がない可能性があります。


