北米で「Pixel 天気」アプリの予報精度の問題が報告。AI が謎の単語を作る事例も

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Google Pixel 9 シリーズとともに導入され、現在は古いモデルの Pixel でも利用可能になった AI を活用した「Pixel 天気」アプリですが、北米を襲った最近の激しい寒波において、その予報精度に深刻な問題があることが現地ユーザーから報告されています。

日本国内では今のところ同様の大きなトラブルは聞かれませんが、海外では命に関わるような極端な気象条件下において、実際の気温や降雪量と大きくかけ離れた数値を表示するケースが多発しており、議論を呼んでいます。

目次

北米事例:実際の天候と予報の致命的な乖離

Android Authority9to5Google の報告によると、北米での吹雪の最中、Pixel 天気アプリは現実とは全く異なる「穏やかな」予報を表示し続けました。

Reddit や SNS で報告された現地の具体的な事例には、以下のようなものがあります。

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  • 気温の誤差: アプリ上では「46°F(約 8 ℃)」と表示されていたが、実際は「5°F(約 -15 ℃)」で雪が降っていた。
  • 体感温度の無視: 実際には体感温度がマイナス 40℃ 近い危険な寒さ(windchill)であるにも関わらず、アプリのAI要約は単に「肌寒い(Chilly)朝」と表現した。
  • 降雪量の過小評価: 米国立気象局(NWS)が約 18 〜 28cm の積雪を警告し、実際に約 20cm 以上積もっている状況で、アプリは約 1.3cm や約 1.5mm といった極めて少ない数値を断続的に表示し続けた。

特に問題視されているのは、NWS などの公的機関が警報を出しているにもかかわらず、Pixel 天気アプリ上の数値やAIによる要約がそれに追従できていない点です。

AIが謎の単語「flurzy」を生成

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さらに、この混乱の中で Pixel 天気の AI 要約機能が、「flurzy」という英語辞書に存在しない単語を作り出して天気を表現していたことも話題になっています。

これはおそらく「Flurry(小雪)」と「Fuzzy(ぼやけた)」あるいは「Hazy(霞んだ)」などが混ざった幻覚(ハルシネーション)と思われますが、気象情報という正確性が求められる分野において、AI が造語を使用することはユーザーの混乱を招く原因となります。

データソースの違いについて

今回の問題は、主に北米の気象データソースや予測モデルとの連携不備に起因する可能性が高いと考えられます。

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9to5Google による検証では、AccuWeather や The Weather Channel など他社アプリと比較して Pixel 天気が「最も不正確だった」と結論づけており、グローバル規模でのアルゴリズムの調整にはまだ課題があるようです。

まとめ

現在、Google からはこの問題に対する公式な発表などはありません。

Pixel 天気はまだ新しいアプリであり、今後のアップデートで精度や AI の挙動が改善されることに期待したいですね。

日本では同様の問題は報告されていないようですが、台風や大雪などの災害級の気象条件下では、Pixel 天気単体で判断するのではなく、気象庁や国内サービスなど、複数の信頼できるソースを併用して確認することが重要です。

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著者情報

尾村 真英のアバター 尾村 真英 Technical Writer

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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