先程は、Snapdragon搭載のChromebookについてお伝えしていますが、別のもう1台、MediaTekのMT8183を採用する「Jacuzzi」というコードのChromebookも開発中であるようです。
この「Jacuzzi」は、「Kukui」と名付けられたMediaTek MT8183を採用するChromebookからの派生となっているようで、その後Chromebookタブレットとしてウワサの出た「flapjack」、同じくMT8183を採用する「Krane」に続く、4つ目のMediaTek採用のChromebookとなります。
ただ現時点では、この「Jacuzzi」は「Kukui」がベースになっていて、MT8183を採用するChromebookとなるようだということしかわかっていません。
コミットを見る限り、当然ながらUSB-Cを搭載したりPD対応ポートもあるようだ…という感じですね。
とは言え、最近はIntelのCore iシリーズを搭載するChromebookのリリースが目立つため、ハイスペックモデルにどうしても目が行きがちでしたが、今回のようにMediaTek製CPUを搭載するエントリーからスタンダードな位置づけのChromebookもリリースされる予定があるというのは嬉しいところだと思います。
過去に見れば、MediaTekのMT8173Cを採用するChromebookは「Acer Chromebook R13」や「Lenovo 300e Chromebook」、そして「Lenovo C330」など比較的最近まで出ていたけど数が意外と少ないことに気づきます。
まだ開発段階とは言え、MediaTekのMT8183を採用するChromebookが4機種目を迎えるというだけでも、これからの低価格帯Chromebookが面白くなりそうだと思います。
実際に「R13」を使っていた身としては、MediaTekのCPUでもChromebookであれば案外快適に動いてくれますし、おそらくMT8183もコストパフォーマンスに優れる低価格帯になることが期待されるので、選択肢としてアリだと思うんですけどね。
いずれにしても、現時点ではどのようなデバイスに仕上がるかはわかりませんので、今後も情報が出ればまとめていきたいと思います。
参考ANOTHER MEDIATEK CHROMEBOOK IN THE WORKS: WHERE ARE YOU QUALCOMM?
参考Chromium Gerrit – power/mt8183