Google は 2026 年 1 月 15 日、ベータプログラムに登録している Pixel スマートフォンおよび Pixel Tablet 向けに「Android 16 QPR3 Beta 2」の配信を開始しました。
今回のアップデートは、システムの安定性向上に加え、ユーザーからの報告が多かったバッテリーや接続性に関する深刻なバグが重点的に修正されています。
対象となるデバイスは Pixel 6 シリーズから最新の Pixel 10 シリーズまでとなっており、ビルド番号は Pixel 6 / 6 Pro / 6a / 7 / 7 Pro が CP11.251209.007、それ以外のデバイスは CP11.251209.007.A1 となります。
主な修正・変更点
今回の Beta 2 で実施された修正内容は多岐にわたりますが、特にバッテリー管理と基本的な UI の挙動に関する修正が多く含まれています。
バッテリー・充電関連
- 設定した充電制限(80% 制限など)が無視され、100% まで充電されてしまう問題を修正
- バックグラウンドプロセスの電力消費を最適化し、夜間にバッテリーが過剰に消費される(ドレイン)問題を解消
- ワイヤレス充電が不安定になる問題や、有線充電が遅くなる問題を修正
- Android Auto 使用時に画面使用時間が誤って記録され、バッテリー駆動時間に悪影響を与えるバグを修正
システム・UI関連
- アプリドロワーをスクロールする際に反応しなくなるフリーズ問題を修正
- フルスクリーンやピクチャーインピクチャー(PiP)モード時に、通知シェードを操作すると発生する表示バグやパフォーマンス低下を修正
- 常に表示状態のディスプレイ (AOD) から復帰する際に画面がちらつく問題を修正
- 折りたたみデバイス(Fold シリーズ)にて、アプリを開いたまま端末を折りたたむとシステムがクラッシュする問題を修正
- ラジオ情報の設定にアクセスした際のクラッシュを修正
通信・アプリ互換性
- Wi-Fi 接続のバグにより、インターネット速度が遅くなる問題を修正
- 通話中に音声出力をスピーカーフォンに切り替えた際、遅延や反応がない問題を解消
- Microsoft Intune で管理されているアプリなど、特定のアプリが起動時にクラッシュする互換性の問題を解決
対象デバイスとインストール方法
現在、Android ベータプログラムに登録しているユーザーには OTA(Over-the-Air)でアップデートが配信されます。
対象となるデバイスは次のとおりです。
- Pixel 6, 6 Pro, 6a
- Pixel 7, 7 Pro, 7a
- Pixel Fold
- Pixel 8, 8 Pro, 8a
- Pixel 9, 9 Pro, 9 Pro XL, 9 Pro Fold, 9a
- Pixel 10, 10 Pro, 10 Pro XL, 10 Pro Fold
- Pixel Tablet シリーズ
筆者も Pixel 10 Pro Fold で Android 16 QPR3 Beta 2 のアップデートを確認しており、更新サイズは 504 MB となっていました。

まとめ
Android 16 QPR3 Beta 2 では、これまでベータ版を利用していたユーザーで発生していた基本的な機能の問題の改善が期待されます。
充電制限が機能しなかった点や、Wi-Fi 速度の低下、Microsoft 管理アプリのクラッシュと問題が修正されたことで、開発・検証環境としての信頼性がようやく持ち直したという印象です。
現在、ベータ版を利用しているユーザーは早急なアップデートをおすすめしますが、まだ参加していないユーザーが日常使いの端末に導入するには、ベータ版特有の問題に遭遇する可能性があることに注意してください。


