今回の記事では、スマートリング「RingConn Gen 2 (第 2 世代)」の廉価モデルとして登場した「RingConn Gen 2 Air」の実機レビューをお届けします。
この「RingConn Gen 2 Air」は、先行して発売された「RingConn Gen 2」の基本的な健康測定機能はそのままに、睡眠時無呼吸の兆候検出機能をなくし、素材をチタン合金からステンレススチールに変更したことで、価格を大きく抑えたモデルです。
これにより、より手頃な価格で購入できるようになりました。
ここでは前モデルとの違いに少し触れながら、RingConn Gen 2 Air の使い勝手について紹介していきます。なお、レビューにあたり実機の提供を受けていますが、メーカーの意向とは関係なく、率直な感想をお伝えします。
RingConn Gen 2 Air の特長と仕様
RingConn Gen 2 Air の特長をまとめると、次のようになります。
- 廉価版モデル : Gen 2 と比較して廉価版モデルとして位置づけ
- 無料アプリ・無料使用 : 月額課金なしで、アプリを無料で利用可能。測定できるデータ制限なし
- 素材 : ステンレススチールを使用。内部には医療用エポキシ樹脂で金属アレルギーの方にも配慮
- 高精度 : 毛細血管が密集し、皮膚も薄い指に装着することで、スマートウォッチよりも高精度で心拍数、血中酸素、皮膚温度などを正確に測定可能
- 拍数、血中酸素、体温、睡眠、ストレス、活動量などを測定
- 睡眠や昼寝も 91.12% の高精度で追跡
- 高い防水性能 : 100m 防水に対応
- 軽量・薄型 : リングの重さは 2.5〜4g、厚みは 2.0mm 程度
- 長時間バッテリー : 最大 10 日間使用可能
- OS / 連携 : iOS 14.0 以降、Android 8.0 以降に対応。Apple ヘルスケアやヘルスコネクトとの連携に対応
RingConn Gen 2 Air のほとんどの機能は RingConn Gen 2 と共通していますが、睡眠時呼吸モニタリングには対応していません。
また、充電器は Gen 2 がバッテリー内蔵の充電ケースでしたが、Gen 2 Air は据え置き型の充電ドックとなっている点が主な違いです。
以下は RingConn Gen 2 Air と Gen 2 の違いをまとめたものです。
| RingConn Gen 2 Air | RingConn Gen 2 | |
|---|---|---|
| 素材 | ステンレススチール | チタン合金 |
| 睡眠時無呼吸 | 非対応 | 対応 |
| 充電器 | 充電ドック (据え置き) | 充電ケース (バッテリー内蔵) |
| 健康測定 | 睡眠モニタリング 血中酸素濃度 心拍数 心拍変動 ストレス アクティビティ 生理周期 異常検知 座りすぎ防止 | |
| バッテリー | 最大 10 日間以上 | 最大 10〜12 日間 |
| サイズ | 幅 6.8 × 厚み 2.0 mm | |
| 重さ | 約 2.5〜4 g (実測3.3g) | 約 2〜3 g |
| 防水 | 100m 防水 (IP68) | |
| 価格 (通常) | 34,800 円 | 52,800 円 |
デザイン
RingConn Gen 2 Air にはギャラクシーシルバー、デューンゴールドの 2 色があり、今回のレビューではギャラクシーシルバーを使用しています。

このシルバーは光沢感があり、リングを覗き込むとしっかり顔が映るレベルです。
家事やシャワー中なども含めて 3 週間ほどほぼ常時着用していますが、細かい擦り傷はあるものの、目立つ傷はなく安心して使えます。ただ、ベタついた手で触ると皮脂や指紋汚れが残りやすい点には注意が必要です。

リングの内側は完全な円形ではなく、センサーが埋め込まれている部分は少しフラットな形状になっています。また、外側にはマークがついており、装着方向を間違えずに済みます。

本体の重さは実測約 3.3g と軽量で、装着感は悪くありません。指輪に慣れているかどうかもポイントですが、スマートウォッチのような圧迫感はなく、睡眠中などでも気軽に装着することができます。
今回のサイズは US 11 を選択していますが、RingConn Gen 2 Air は US 6 から US 14 までの 9 サイズが用意されています。サイズがわからない方には事前にサイジングキットを使って確認することもできます。
ちなみに、公式のサイズ選びのポイントとして、次の 3 つが紹介されています。
- 利き手ではない、人差し指・中指・薬指にはめる
- 指腹に突起部分(センサー)をあて、キツすぎず少しゆるみがある
- 突起部分が第 2 関節で止まれば OK
はじめてスマートリングを使う方は、このポイントを意識して購入することをおすすめします。
充電ドック
RingConn Gen 2 Air の充電ドックは、Gen 2 の充電ケースとは異なり、リングをそのまま置くだけのタイプです。ドックは USB-C ポート経由で電源に接続します。

Gen 2 の充電ケースとは違い、常に電源に接続して充電する必要があるものの、ドック本体のサイズはコンパクトなので邪魔になりにくく、長期の旅行や出張でも持ち運びがしやすくなっています。
夜間だけ装着したいというユーザーには、ケースに入れておくことで紛失も防げる Gen 2 が良いかもしれません。ただ、日常的に使うのであればやや嵩張るので、Gen 2 Air のほうが取り回しがしやすく便利です。
実際の使用感
RingConn Gen 2 Air を 3 週間ほど使っていますが、基本的な使い勝手は Gen 2 と大きく変わらず、常時装着して日々の健康管理を追いたいユーザーには便利です。

心拍数、血中酸素、皮膚温度、ストレスレベルなどの計測ができ、睡眠トラッキングも自動で行われ、昼寝もしっかり記録されます。
Gen 2 との違いとして「睡眠時無呼吸の兆候検出」はありませんが、日常の健康管理においてこの機能が必須でない限り、大きなデメリットにはなりません。
バッテリー駆動時間について、筆者の使い方では 9 日間使用して 13% 残っていました。公称値では「最大 10 日」とされていますが、ほぼ公称値どおりの結果になりました。

平日はずっと着用して、土日などで充電するというサイクルが可能なため、数日おきに充電の必要があるスマートウォッチよりも手間が格段になくなります。
なお、RingConn Gen 2 Air も GPS は内蔵されていないため、リングだけで位置情報を取得することはできません。そのため、スマートリングだけを装着して位置情報も測定したい場合は、スマートフォンを一緒に持ち運ぶ必要があります。

なお、GPS を利用したアクティビティも専用 RingConn アプリから確認することができます。
アプリ
アプリも当初から改善されており、デザインだけでなく不自然な日本語なども減っており、シンプルで見やすくなりました。

また、Gen 2 の発売当初は非対応だった「Google ヘルスコネクト」が Google Fit API の終了に伴い無事に対応しました。これにより Pixel Watch や Fitbit など、他のデバイスで計測したデータと統合して管理できるようになり、Android ユーザーにとっての実用性が大きく向上しています。
アプリで確認できる項目も、睡眠時無呼吸の警告以外に異なる点はありません。


これらの機能は月額サブスクリプションが不要で、すべてのデータを無料で閲覧できるため、Oura Ring など競合製品に対するメリットと言えます。
まとめ
RingConn Gen 2 Air は、スマートリングに求められる「装着感の良さ」と「長時間バッテリー」を満たしつつ、機能を厳選することでコストを抑えたモデルです。
販売価格は 34,800 円となっており、Gen 2 の 52,800 円に比べてお手頃価格です。そのため、睡眠時無呼吸の兆候が必須でない人には「Gen 2」よりも「Gen 2 Air」をおすすめします。
すでに Pixel Watch などのスマートウォッチを使用しているユーザーが睡眠計測用として買い足す場合や、初めてスマートリングを試してみたいという方にとって、ブランドに縛られずに使うことができる点も含めて良い選択肢になります。


