Wear OS 6 および最新のアップデートである Wear OS 6.1 を搭載した Pixel Watch や Galaxy Watch シリーズにおいて、サードパーティ製のウォッチフェイスを使用している際にディスプレイの表示が崩れる問題が報告されています。
この問題は、Pixel Watch 4 や Pixel Watch 3、Samsung の Galaxy Watch 8 シリーズや Ultra など、Wear OS 6 が動作している幅広いデバイスで発生しています。
報告されている問題
通常、Wear OS はバッテリーを節約し、画面の焼き付きを防ぐため、アクティブな画面から「常に画面をオン (AOD)」の画面へとスムーズに切り替えられます。
しかし、2025 年 10 月に Wear OS 6 が展開されて以降、切り替わる際のアニメーションが正常に完了せず、両方の画面が重なって表示されてしまう問題が多数報告されています。

原因と影響範囲
この問題は Google 純正または Samsung 純正のプリインストールされたウォッチフェイスではこの不具合は発生しません。
一方で、Samsung の Watch Face Studio や Google の Android Studio などで作成された「サードパーティ製」のウォッチフェイス全般が影響を受けています。
開発者からの報告によれば、Wear OS 6 で導入された AOD 遷移時の新しい不透明度フェード処理において、システムの省電力サスペンド処理とアニメーション終了のタイミングが競合する「レースコンディション(競合状態)」が起きているのではないかと推測されています。
このことから、この問題は特定のウォッチフェイスアプリではなく、Wear OS 6 のシステムに問題がある可能性が高いようです。
現在、Wear OS 6 へアップデート済みの以下のようなデバイスで発生が確認されています。
- Google: Pixel Watch 2, Pixel Watch 3, Pixel Watch 4
- Samsung: Galaxy Watch 6, Watch 7, Watch 8, Watch 8 Classic
なお、Samsung 側もこの問題を認識しているものの、原因が Wear OS 6 そのものにあるとして、Google によるシステムレベルの修正が必要であるとの見解を示しているようです。
現時点での対処法
残念ながら、2025 年 12 月に配信された Wear OS 6.1 のアップデートでもこの不具合は修正されませんでした。
Google は IssueTracker で 10 月中旬からバグレポートを収集していますが、根本的な解決には至っていません。
現在、ユーザーができる回避策には次のような方法があります。
- 純正ウォッチフェイスを使用する
- ウォッチフェイスを切り替える: 表示がおかしくなった際、一時的に別のウォッチフェイスに変更してから元に戻すと直ることがある
- 再起動(効果は限定的): 最新の Wear OS 6.1 では再起動直後から不具合が発生するという報告も増えている
まとめ
Pixel Watch や Galaxy Watch の Wear OS 6 で発生している問題は、サードパーティ製ウォッチフェイスを使用しているユーザーには特に影響が大きい問題です。
原因はアプリでもハードウェアでもないため、Google からの修正が提供されるまでは待つしかありません。
もし、日本のユーザーでも Pixel Watch などでサードパーティ製ウォッチフェイスアプリを利用していて、表示が崩れるなどの不具合に遭遇した場合、今回の問題の影響を受けている可能性があります。
出典: PiunikaWeb


