この記事では、2025 年 12 月 20 日から 26 日の 1 週間にあった、Google Workspace および関連サービスの主なアップデートをまとめています。
今週は、Education ユーザー向けの Gemini アップデート、NotebookLM の新機能追加、Gmail のメールアドレス変更機能、管理者向けの機能追加などがありました。
以下、各トピックの詳細について簡単に紹介します。
Gemini アプリの画像生成機能が Education 全ユーザーに展開
Google は Gemini アプリで Nano Banana を利用した画像生成機能を、Google for Education を含む全 Google Workspace ユーザーに提供することを発表しました。
これまでは 18 歳以上のユーザーに限定されていましたが、今回の変更により 18 歳未満の学生ユーザーも、Nano Banana モデルを使って画像を作成することができるようになります。
NotebookLM が「Data Table (データテーブル)」の出力に対応
Google は NotebookLM の新機能として、読み込んだソースから情報を抽出し、自動的に表形式で整理・分析できる「Data Table (データテーブル)」を追加しました。
これまで手動で指示する必要があった「表」としてまとめる機能を、Studio から「Data Table」を選択することで直接出力できるようになりました。また、この表はプロンプトでカスタマイズすることもでき、出力された表をスプレッドシートに書き出すこともできます。
Gmail のメールアドレス変更機能が段階的に展開
Gmail は一度作成すると、@gmail.com より前のメールアドレスを変更することはできません。しかし、Google はヘルプページを更新し、Gmail のアドレスを変更できる機能を段階的に展開し始めました。
まだ全てのユーザーに展開されているわけではありませんが、今後は購入したアプリや Google フォトの写真、ドライブのデータを維持したまま、任意のメールアドレスを変更できるようになります。
なお、この機能は Google Workspace ユーザーではなく一般ユーザー向けの機能となります。
管理コンソールの監査ログ API が強化
こちらは管理者向けの機能となりますが、Admin SDK(Reports API)を通じて利用できる監査ログのデータセットが増え、フィルタリングなどの機能もサポートされるようになりました。
これらの機能はすでに展開が完了しており、監査ログのあるライセンスを保有しているドメインであれば利用可能となっています。
まとめ
今週は、Education 全ユーザーに Gemini が展開、NotebookLM の新機能「Data Table」の追加、Gmail のメールアドレス変更機能の導入などがありました。
年末なので大きな変更はありませんが、いずれもユーザーにとっては有益な機能」となります。


