Pixel 向けに Android 16 QPR3 Beta 1.1 が配信開始。アプリがクラッシュする問題を修正

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Google Pixel 10 Pro Fold で Android 16 QPR3 Beta 1.1 のアップデートを受信している画面

Google は 2025 年 12 月 24 日、先週リリースした Pixel デバイス向け Android 16 QPR3 Beta 1 に続き、重要な問題の修正を含む Android 16 QPR3 Beta 1.1 の配信を開始しました。

このアップデートは筆者の Pixel 10 Pro Fold でも展開を確認しています。

目次

アプリがクラッシュする不具合が修正

今回のアップデート(ビルド番号:CP11.251114.007、Pixel 7a のみ CP11.251114.004.A2)における変更点は、一部のアプリが起動時にクラッシュしてしまう問題の修正です。

先週配信された Beta 1 をインストールした後、特定のアプリが開けなくなるという問題が発生していましたが、このアップデートを適用することで問題が解消されるはずです。

セキュリティパッチレベルは 2025 年 12 月のまま維持されており、アップデートのファイルサイズは Pixel 10 Pro Fold の場合で 59.6 MBと小規模です。

Google Pixel 10 Pro Fold で Android 16 QPR3 Beta 1.1 を受信している様子のスクリーンショット

対象デバイス

今回のアップデートは、現在 Android ベータプログラムに登録されている以下のデバイスすべてに提供されます。

  • Pixel 6, 6 Pro, 6a
  • Pixel 7, 7 Pro, 7a
  • Pixel 8, 8 Pro, 8a
  • Pixel 9, 9 Pro, 9 Pro XL, 9 Pro Fold, 9a
  • Pixel 10, 10 Pro, 10 Pro XL, 10 Pro Fold
  • Pixel Tablet, Pixel Fold

ベータプログラム離脱を検討中のユーザーへの注意点

もし、ベータプログラムを終了して Android 16 QPR2 安定版に戻りたい場合は、今回リリースされた QPR3 Beta 1.1 をインストールしないでプログラムの登録解除をすることで、デバイスのデータを消去せず安定版に戻ることができます。

もしアップデートしてしまった場合には、QPR3 安定版のリリースまでデータを削除せずに安定版に戻ることができなくなります。

さらに Google によれば、今回の QPR3 Beta 1.1 を適用したあとにベータプログラムを終了しようとすると、データの破損問題が発生する可能性があるとしています。この報告は、前回の QPR3 Beta 1 でもされていました。

もし QPR3 Beta 1.1 をインストールしたあとにベータ版からの離脱を計画している場合は、QPR3 Beta 2 のリリースまで待つ方が安全です。

まとめ

今回のリリースは小規模なバグ修正ですが、アプリのクラッシュという影響の大きな問題に対処しているため、QPR3 のテストを継続するユーザーにとっては必須のアップデートと言えます。

一方で、多くの Pixel ユーザーに影響を与えていると思われる 50MP モードでの写真撮影に関する問題は、依然として残されているようです。

出典: Android Developers, Reddit

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著者情報

尾村 真英のアバター 尾村 真英 Technical Writer

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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