Google の「電話」アプリにおいて、通話中の画面が意図せず横向きに回転してしまうのを防ぐ新しい設定が追加されました。
この機能は現在、Google 電話アプリのベータ版 v202 で展開されており、すでに利用可能になっています。
通話中の自動回転を防ぐ設定
最近のアップデートにより、Google の電話アプリは通話中のランドスケープモード(横画面表示)に対応しました。
横向きにすると画面が左右2列のレイアウトになり、左側に連絡先情報、右側に操作ボタンが表示されます。

デスクに置いて操作する場合などには便利な表示ですが、システムの「自動回転」設定を常時オンにしているユーザーにとっては、少し動かしただけで通話画面が回転してしまい使いづらいという課題がありました。
今回追加された「通話中にポートレートモードを維持」という設定は、この挙動を制御するためのものです。

この設定を有効にすると、システムの自動回転がオンになっていても、通話中の画面だけは縦向き(ポートレート)に固定されます。
これにより、移動中や片手での操作時に、端末の傾きによって画面レイアウトが変わってしまう誤動作を確実に防ぐことができます。
設定手順
筆者の環境でもこの設定が表示されており、実際に機能することが確認できています。設定の場所は以下の通りです。
- 電話アプリの左上メニュー [三] をタップ
- [設定] > [表示オプション] に移動
- 「通話中にポートレートモードを維持」のトグルをオン
現時点では一般向けの安定版(バージョン 201)にはまだ反映されていませんが、ベータ版で広く展開されていることから、遠くないうちに安定版へのアップデートでも提供されるはずです。
まとめ
Pixel ユーザーなどでシステムの画面回転をオンにして使っている場合、通話のたびに画面が回転するのは地味ながらストレスになる挙動でした。
今回の設定追加により、システム設定を変えることなく通話画面だけを固定できるようになるため、実用的な改善と言えます。
via 9to5Google


