Google Pixel スマートフォンで 2025 年 12 月アップデート適用後、スクリーンセーバーの「ローライトモード」が正常に動作しないという問題が複数のユーザーから報告されています。
この問題は、「画面 OFF」というオプションがなくなっていたり、「ローライトモード」がオンになっていても、暗い環境で画面が減光されず最大輝度で表示されてしまうといったものです。
Pixel 10 Pro をはじめ、Pixel 8 Pro、Pixel 8a、Pixel 9a、Pixel 6a など幅広い機種で確認されており、筆者のデバイスでも影響を受けていることを確認しています。
Pixel 10 Pro から「画面 OFF」の設定項目がなくなる
1 つ目の問題は、Pixel 10 Pro シリーズでスクリーンセーバーの「ローライトモード」の挙動を管理する「ローライトモードで表示する項目を選択する」という項目から、「画面 OFF」というオプションがなくなっていることです。
従来、「ローライト クロック」と「画面 OFF」という 2 つのオプションが選べましたが、なぜか「画面 OFF」だけが表示されません。
これは筆者の Pixel 10 Pro / Pixel 10 Pro Fold でも確認しています。


この影響により、暗い場所でも画面がオフにならず、常に点灯し続ける状態になります。
デバイスを初期化しても変わらず、複数のPixel 10 Pro シリーズデバイスで確認されていることから、ソフトウェア側の問題である可能性が高いと考えられます。
暗所でもスクリーンセーバーが減光されず、時計表示も固定される
報告されているもう一つの問題は、スクリーンセーバーが暗所で自動的に暗くならないだけでなく、選択した時計スタイルを無視して明るいデジタル時計が表示されるといったものです。
特に、時計表示が画面中央に固定されて動かないケースが確認されており、焼き付き防止の動作が働かない状況となっています。
OLED パネルを採用する Pixel シリーズでは、同じ表示が長時間続くと画面に跡が残る可能性があります。
現状の回避策と Google の対応状況
記事執筆時点では、これらの問題について Google から公式な認定や修正予定のアナウンスはありません。
サポートへの問い合わせやフィードバック送信が案内されている程度で、改善までには時間がかかる可能性があります。
ユーザーからは、以下のような一時的な回避策が共有されています。
- 「おやすみ時間モード」の設定にある「画面を暗くする」を有効にする
- 「低照度モード」をオフにし、時計アプリ側の「夜間モード」を利用する
どちらも根本的な解決には至らないものの、現象が多少改善するケースがあるため、一時しのぎとして試す価値があります。
まとめ
2025 年 12 月アップデート後、Pixel シリーズのスクリーンセーバー周りで複数の不具合が報告されています。
特に Pixel 10 Pro で設定項目がなくなる問題は、充電時にスクリーンセーバーを使っているユーザーに大きな影響があります。
現時点では Google から修正情報は出ていないため、回避策を試すなどして、今後のアップデートを待つしかありません。
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出典: PiunikaWeb


