Pixel ランチャーの検索バーが全画面 UI に切り替わる問題。Android 16 QPR2 適用後のベータ版アプリで発生

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Pixel スマートフォンの一部環境で、ホーム画面下部にある検索バーをタップした際に、本来の Pixel ランチャーによる検索 UI が表示されず、Google アプリのフルスクリーン検索画面へ切り替わってしまう不具合が確認されています。

筆者の Google Pixel 10 Pro (Android 16 QPR2 安定版 / Google アプリ ベータ版)でも同様の問題が発生しています。

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Pixel ランチャーの検索バーで発生している問題

9to5Google の報告によれば、通常、ホーム画面の検索バーをタップすると、壁紙が背景のままシート状の検索画面がスライドアップし、「ウェブなどを検索します」というプレースホルダー、アプリの検索候補、Material 3 Expressive スタイルの検索履歴などが表示されます。

しかし問題が発生している環境では、この検索バーをタップすると他の Android デバイスや Google アプリの検索ウィジェットからアクセスした場合と同じ、フルスクリーンの Google アプリ検索 UI が開いてしまいます。

この画面でもアプリ検索は可能ですが、連絡先検索や統合された検索オプションが利用できず、Pixel ランチャー本来の検索機能とは異なる状態になります。

原因はサーバーサイドの変更か

この問題は Android 16 QPR2 安定版と Google アプリベータ版を使用している Pixel デバイスで発生している可能性が高く、筆者の Pixel 10 Pro でも問題を確認しています。

一方、Android 16 QPR2 Beta と Google アプリ安定版を実行している Pixel 9a では従来どおりのランチャー UI を利用できています。

デバイスの再起動やキャッシュ削除では改善しないことから、アプリの不具合というより、Google がサーバーサイドで検索 UI を切り替えている可能性があります。また、ベータ版アプリでのみ発生していることも考えられます。

現時点では Google からの公式アナウンスはなく、仕様変更なのか、意図しない挙動なのかは不明ですが、影響の範囲は限定的な可能性があります。

回避策 : アプリランチャー経由の検索を利用する

もしこの不具合に遭遇した場合は、検索バーをタップする代わりに、ホーム画面を上にスワイプしてアプリランチャーを開くことで、Pixel ランチャーの統合検索 UI(アプリ、連絡先など)が利用できます。

利用する場合には、「上にスワイプして検索を開始」設定がオンになっていることを確認してください。

まとめ

Android 16 QPR2 へ更新した Pixel の一部で、検索バーをタップすると Google アプリのフルスクリーン検索に切り替わる問題が発生しています。

影響範囲は限定的と考えられますが、Google アプリのベータ版で発生している点から、将来的な変更に備えるサーバー側の調整、または一時的なものの可能性があります。

検索統合機能が使いにくく感じる場合は、アプリランチャーから検索することで従来の UI を利用できます。

出典: 9to5Google

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著者情報

尾村 真英のアバター 尾村 真英 Technical Writer

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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