Google が今年 7 月頃から Google フォトに展開していた新しい編集エディタに対して、これまで利用できていた「台形補正 (射影変換切り抜き)」ツールの廃止や、トリミング画面が角丸デザインになった点について、多くのフィードバックが寄せられていました。
これを受けて Google は、台形補正ツールとトリミング画面の形状を元に戻すことを発表しました。
台形補正ツールがエディターに復活
今回復活が発表された「台形補正 (射影変換切り抜き)」ツールは、書類やポスター、壁に掛けられた絵画などの平面物を斜めから撮影した際に生じる台形状の歪みを補正し、正面から撮影したように整えられる機能です。資料を撮影して保存する機会の多いユーザーにとっては特に重要な編集機能です。
記事執筆時点では、筆者の環境でも「射影変換切り抜き」として復活していることを確認しました。


新しいエディターへ移行した際にこの機能は一度削除され、ヘルプコミュニティや Reddit でも話題になりました。
当時はプロダクトエキスパートが「Google が既知の問題として修正に取り組んでいる」と説明しており、意図しない削除である可能性が示唆されていました。
しかし、今回の公式コメントでは「ユーザーのフィードバックを受けて再追加する」と明言されており、結果として意図的に削除されていた可能性も考えられます。
トリミング画面の角丸が元の形状に戻る
もうひとつの改善は、トリミング画面の UI に関するものです。新エディターでは角丸デザインへと変更されていましたが、視認性や操作性の点で従来の方が快適だったという意見が多く、今回のアップデートで元の角形表示に戻されています。
細かな UI の違いではあるものの、日常的に Google フォトの編集機能を利用するユーザーにとっては作業のしやすさに直結する改善です。
まとめ
今回の 2 つの更新は、Google がユーザーからのフィードバックを取り入れた結果としています。
Google フォトチームは、寄せられるフィードバックがエディター改善に直結していると強調しており、今後もユーザーの意見を反映した機能改善が続くとしています。


