Pixel デバイス向けに 2025 年 12 月のアップデートが配信された後、一部のデバイスで「片手モード」を有効にしていると通知パネルを展開するためのスワイプ操作が正常に機能しないという問題が報告されています。
この問題は一部のユーザーにのみ発生しており、筆者のようにアップデート後でも問題なく動作しているケースもあるため、何らかの特定の条件が影響している可能性があります。
記事執筆時点では、この問題に関する Google からの正式なアナウンスはありません。
片手モード有効時に通知パネルが開かないとの報告
今回報告されている問題は、Pixel スマートフォンの設定で「片手モード」を有効にしていると、画面を下方向にスワイプして通知パネルを展開しようとしても反応しなくなるというものです。

最初の報告は Google の Pixel ヘルプコミュニティに投稿された Pixel 9 Pro ユーザーのものとされ、続いて Reddit でも Pixel 9 Pro や Pixel 10 Pro XL を含む複数モデルで同様の症状が共有されています。
ただし、すべてのユーザーで発生しているわけではなく、アップデート後も問題なく利用できているケースも確認されています。
実際に筆者が所有する Pixel 10 Pro でも、片手モード有効時の通知パネル操作に問題はありませんでした。
一時的な回避策
一部のユーザーは、この問題に対する一時的な対応として「背面タップ」のショートカット機能を利用し、通知パネルの展開操作で行っているようです。
片手モードをオフにすることで改善する可能性もありますが、報告にばらつきがあるため必ずしも根本解決には至りません。
Google の公式発表はまだない
2025 年 12 月アップデートの変更内容には、片手モードやジェスチャー操作に関する仕様変更は記載されていません。また、記事執筆時点で Google から正式なコメントや対応状況の案内はありません。
なお、Reddit のスレッドでは公式 Google アカウントからセーフモードでの再起動を案内するコメントがありましたが、影響を受けているユーザーは問題が解決しなかったと報告しています。

そのため、サードパーティアプリや設定による不具合ではなく、アップデート後に何らかの影響を受けた可能性が高いと考えられます。
まとめ
12 月アップデート後に Pixel スマートフォンの通知パネルが片手モード利用時にスワイプで開けなくなるという問題が複数報告されました。
現時点では症状に一貫性がなく、Google から正式なアナウンスもないため、影響を受けているユーザーは今後の対応について待つしかなさそうです。


