Google は 2025 年 11 月 21 日(米国時間)、Google チャットに会話を開かずに未読メッセージを素早く確認できる新機能を追加したことを発表しました。
この機能が反映されると、左側のメニューで未読の会話にカーソルを合わせたとき、最後の未読メッセージが小さくプレビュー表示され、その場で内容を把握できるようになります。
Google チャットに追加された未読プレビュー機能とは
このアップデートにより、左側の会話一覧に表示される太字のスレッドにカーソルを置くだけで、最後の未読メッセージを確認できます。
これまでは会話を開いた瞬間にメッセージが既読扱いになり、「後で返信しようと思っていたのに既読が付いてしまう」という悩みがありました。
今回の変更では、クリックしない限り既読にはならないため、Slack や Gmail のプレビュー表示に近い使い勝手で、メッセージの優先度付けや振り分けが行えるようになりました。
特に Google チャットを日常的なコミュニケーションで利用している企業や教育機関では、頻繁に届くメッセージの優先度判断がしやすくなり、作業途中でもスムーズに状況を把握できます。

展開スケジュールと対象プラン
この機能は、即時リリースおよび計画的リリースドメインの両方で 2025 年 11 月 21 日から段階的に展開が開始されており、12 月中旬までに全ユーザーへ反映される予定です。
すべての Google Workspace ユーザー、Workspace Individual ユーザー、個人の Google アカウントを持つユーザーが利用可能です。
管理者向けの設定項目はなく、ユーザー側の設定も不要で自動的に有効化されます。
まとめ
今回の Google チャットの未読メッセージプレビューは、頻繁にチャット通知が届く Workspace ユーザーにとって、小さいながらも便利なアップデートとなります。
なお、記事執筆時点では HelenTech で管理する Google Workspace アカウントでは、今回の変更を確認することはまだできませんでした。


