Google は、新しい「データ移行サービス」を通じて、Dropbox から Google ドライブへファイルやフォルダを移行できる機能をオープンベータとして提供開始しました。
これにより、Dropbox を利用している組織が Google Workspace へ移行する際、ファイルや権限設定を安全にコピーしながらスムーズに移行できるようになります。
Dropbox から Google ドライブへ安全に一括移行
新しいデータ移行サービスでは、Dropbox Business アカウントを接続するだけで、最大 100 ユーザーまたはチームフォルダ単位でマイドライブや共有ドライブへデータを移行できます。
移行時には、以下のような手順で進めることができます。
- 移行元となる Dropbox Business アカウントを接続
- 対象となるユーザーまたはチームフォルダ、移行先のマイドライブまたは共有ドライブを指定
- 権限をコピーするユーザーやグループを設定
移行中はサイトやファイル単位の進捗状況を確認でき、レポートのエクスポートにも対応しています。さらに、「差分更新」により、新しく追加・更新されたファイルのみを再移行することも可能です。
管理コンソールから利用可能、一般ユーザーの操作は不要
管理者は、管理コンソールのメニューから以下のページにアクセスすることで、この新しい移行機能を利用できます。
- [データ] > [データのインポートとエクスポート] > [データ移行(新規)]
なお、本機能は即時リリースおよび計画的リリースドメインの両方で、2025 年 11 月 10 日から最大 15 日かけて段階的に展開されています。記事執筆時点では、HelenTech の管理する Google Workspace にはまだ展開されていませんでした。
この Dropbox から Google ドライブへの移行機能は、以下の Google Workspace プランで利用可能です。
- Business Starter / Standard / Plus
- Enterprise Starter / Standard / Plus
- Essentials Starter / Enterprise Essentials / Enterprise Essentials Plus
- Education Fundamentals / Standard / Plus
- Nonprofits
移行に関する詳細は、ヘルプページをご確認ください。


