Google は、Google Workspace 向け Gemini の新機能として、PDF ファイルを AI で音声解説する「音声解説」を Google ドライブに追加しました。
これにより、長文のレポートや議事録などを数分の音声でまとめ、ドライブ上に自動保存することができます。
ただし、現時点では英語の PDF のみが対象となっており、日本語等の PDF では利用できません。
長文 PDF を AI が数分で要約し、音声ファイルとして保存
この新機能は、NotebookLM でも人気の「音声解説」と同じ技術を活用して英語の長文 PDF(レポート、契約書、会議記録など)を AI が解析し、会話形式の音声による要約を生成します。
ユーザーはワンクリックで要約を作成でき、完了するとドライブの「音声解説」フォルダに音声ファイルが保存されます。音声解説の長さは 2 〜10 分程度で、生成後はメールで通知されます。通勤中や家事中など、ドライブからいつでも再生できる点も特長です。

展開スケジュールと対象プラン
この機能は、即時リリースドメインですでに利用可能になっており、計画的リリースドメインでは 2025 年 11 月 12 日から最大 15 日かけて段階的に展開されます。
利用できるプランは次のとおりです。
- Google Workspace Business Standard / Plus
- Google Workspace Enterprise Standard / Plus
- Google One AI Pro / AI Ultra
- Google AI Ultra for Business
- Google AI Pro for Education
管理者設定は不要で、エンドユーザーに自動的に有効化されます。
Google はこの機能により、ドキュメントの要点把握や会議準備の効率向上、情報アクセシビリティの改善が期待できるとしています。


