Google は 2025 年 11 月 7 日(日本時間)、Chromebook などサポートされる ChromeOS および ChromeOS Flex デバイスに向けて、ChromeOS 141 の 3 回目のマイナーアップデート(141.0.7390.135)の展開を開始しました。
今回のアップデートにより、Chrome ブラウザのバージョンは 141.0.7390.134 から 141.0.7390.135 へ、プラットフォームバージョンは 16404.60.0 から 16404.61.0 へと更新されます。
記事執筆時点では、Google からリリース告知や詳細は発表されていませんが、筆者の複数の実機で展開を確認したほか、cros.tech のアップデート状況でもほとんどのデバイスにアップデートが展開されています。
ChromeOS 141.0.7390.135 の変更内容
現時点ではリリースノートが未公開のため、詳細な修正内容は不明です。
ただし、ChromeOS のマイナーアップデートは新機能の追加などはなく、週次のセキュリティ修正や安定性の改善が中心となる傾向にあります。
実際に筆者が所有する数台の Chromebook(Lenovo Chromebook Plus Gen 10、HP Elite Dragonfly Chromebook など)や ASUS Chromebox 5 でアップデートを適用して確認しましたが、いずれも動作や UI の変化は確認できませんでした。
既知の不具合と修正状況
前回(ChromeOS 141.0.7390.134)までの間に報告されていた既知の問題が、今回のアップデートで修正されたかについても現時点では不明です。
Google の IssueTracker を確認したところ、「一部デバイスで発生しているタッチパッドの不具合」については引き続き修正対応中であることが確認できます(Issues #455930274)。
また、前回のアップデート(141.0.7390.134)以後、ChromeOS Flex デバイスのブラウザで動画を再生すると画面がちらつく現象が新たに報告されていましたが(Issues #456841890)、こちらは Tracker 上での更新は確認されていません。
現時点では、これら以外に新しい問題や継続してユーザーに大きな影響を与える問題は確認できませんでした。ただし、以下の問題はまだ未解決です。
まとめ
今回の ChromeOS 141.0.7390.135 は、安定性およびセキュリティを中心としたマイナーアップデートとみられます。Google からの公式アナウンスが公開され次第、内容を追記する予定です。
現状では特に問題も発生していないため、お使いの Chromebook などをアップデートしても問題はないと思います。アップデートは数日かけて段階的に展開されるため、まだ受信できていない場合は時間をおいて再確認してみてください。
なお、もし新たな問題に遭遇した場合は、「Alt + Shift + I」などを使用して Google にフィードバックを送信してください。
次回の ChromeOS 142 メジャーアップデートは、2025 年 11 月 11 日に予定されています。
出典: Chrome Releases


