Google は、ChromeOS 141 の 2 回目となるマイナーアップデート「141.0.7390.134」の配信を開始しました。
今回のアップデートにより、サポートされる Chromebook (ChromeOS デバイス) および ChromeOS Flex は、Chrome ブラウザのバージョンが 141.0.7390.126 から141.0.7390.134 へ、プラットフォームのバージョンが 16404.52.0 から 16404.60.0 へと更新されます。
現時点では Chrome Releases にリリースノートが公開されておらず、修正内容の詳細は不明です。
Kompanio Ultra 搭載の Chromebook Plus にも配信
今回のアップデートでは、これまで ChromeOS 141 へのメジャーアップデートが遅れていた MediaTek Kompanio Ultra プロセッサ搭載の Chromebook Plus など一部の機種にも展開が確認されています。これにより、これらのデバイスもようやく ChromeOS 141 へ更新されました。
筆者の手元にある Kompanio Ultra 搭載モデルでも更新を確認できており、アップデート後の動作は安定しています。
また、cros.tech で確認したところ、サポートされているほとんどの ChromeOS デバイスが今回のバージョンにアップデートされており、遅れの目立つデバイスはないようです。
一部デバイスではタッチパッドの不具合報告も
Google の IssueTracker では、ChromeOS 141(特にバージョン 141.0.7390.115 ~ 126)を適用した一部 Chromebook において、タッチパッドが反応しない、または動作が不安定になる問題が報告されています。
報告によると、影響を受けているのは「Octopus」、「Dedede」、「Grunt」、「Reven」系のボードを採用する機種で、Lenovo IdeaPad 1 など一部モデルでも発生しているとのことです。現時点では Google 側からの修正版や詳細なコメントは出ていません。
なお、影響機種に含まれる「Octopus」「Dedede」などのボード名については、Chromebook、Chromebox、Chromebase のボード名とコードネーム対応表 で一覧を確認できます。
Issue Tracker では「P1(優先度高)」として登録されていますが、まだ調査中の段階です。もし同様の問題が発生した場合には、Google にフィードバックを送信することで、修正が早まる可能性があります。
なお、もしアップデート後にタッチパッドが反応しない場合は、一時的に外付けマウスの利用などで対応してください。
現時点での変更点は不明
Google 公式の Chrome Releases ブログには記事が投稿されておらず、具体的な修正内容やセキュリティ更新の有無は確認できていません。
過去の傾向から考えると、安定性向上や軽微な不具合修正を目的とした更新である可能性が高いと見られます。
アップデートは数日かけて段階的に展開されるため、まだ受信できていない場合は時間をおいて再確認してみてください。



 
			 
			 
			 
			