Google は、Wear OS 向けに提供していた「時計」アプリを Pixel Watch 専用とし、他の Wear OS スマートウォッチ向けには Play ストアでの提供を終了したことを正式に発表しました。
Pixel デバイス以外では新規インストール不可に
これまで「Google 時計」アプリは、アラーム・タイマー・ストップウォッチ機能を備えた標準アプリとして多くの Wear OS デバイスで利用されていましたが、今後は Pixel Watch シリーズにのみプリインストールされ、Play ストア経由で配信・更新が行われます。
一方で、Galaxy Watch な Pixel Watch 以外の Wear OS デバイスでは、すでに Play ストア上で「デバイスがサポートされていない」と表示され、新規インストールができなくなっています。
既にアプリがインストールされている場合は引き続き利用できますが、今後の更新は提供されず、最新版で追加された Material You ベースの「Material 3 Expressive」デザインや新しいタイル、ダイナミックカラー対応といった改良は反映されません。
Google の説明と今後の代替手段
Google は公式コミュニティで「各ブランドが独自の時計アプリを提供しており、また Play ストアにもサードパーティ製の時計アプリが多数存在するため」と説明しています。
Pixel Watch 以外のユーザーは、端末標準の時計アプリを使うか、Play ストアから別の時計アプリを利用するよう案内されています。

Pixel Watch ユーザーにとってはこれまで通り Play ストア経由で更新が行われ、特に変更はありません。この変更は、先日 Pixel Weather アプリが Wear OS 6 で Pixel 専用となった動きに続くものです。
Wear OS アプリの囲い込みが進む
ここ最近、Google は Wear OS における一部標準アプリを Pixel Watch に限定する傾向を強めています。天気に続き時計も Pixel 専用となったことで、今後も他の純正アプリが同様の扱いになる可能性があります。



 
			 
			 
			 
			