Chromebook のタスクバー(シェルフ)を左右に移動する方法

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Chromebook のタスクバー(シェルフ)を左右に変更する方法

Chromebook のタスクバー、正式には「シェルフ」と呼ばれる部分は、デフォルトでは画面下部に表示されています。

しかし、ChromeOS では簡単な操作でこのシェルフを左右に変更することが可能です。これにより、画面の表示領域を有効活用したり、アプリへのアクセス方法を自分好みにカスタマイズできます。

本記事では、すべての Chromebook で共通の手順と、左右配置時の注意点・よくある質問をまとめて解説します。

目次

タスクバー(シェルフ)とは

Chromebook における「タスクバー」は、公式には「シェルフ (Shelf)」と呼ばれます。

起動中のアプリやピン留めしたアプリのアイコン、時刻、バッテリー残量、通知などが表示される領域で、初期設定では画面の下部に固定されています。

タスクバー(シェルフ)を左右に移動する手順

シェルフの位置を変更するのは数クリックで完了し、いつでも元に戻せます。

STEP
シェルフの位置設定メニューを開く

シェルフの位置設定メニューを開くには、壁紙が見えた状態のデスクトップ上か、シェルフの上で右クリック(またはタッチパッドを 2 本指タップ)します。

そうすると、[シェルフを常に表示]、[シェルフの位置]、[壁紙とスタイルを設定] が含まれたコンテキストメニューが表示されます。

Chromebook で右クリックのコンテキストメニューを表示させているところのスクリーンショット
STEP
シェルフの位置を選択する

メニュー内の [シェルフの位置] にカーソルを合わせると、サブメニューが展開されます。

ここでは [左]、[下部 (デフォルト)]、[右] の 3 つの選択肢が表示されます。

Chromebook でシェルフの位置を変更するメニューオプションを表示しているところのスクリーンショット
STEP
希望の配置を選択する

[左] または [右] をクリックすると、即座にシェルフが選択した端に移動します。再起動などは必要ありません。

Chromebook でシェルフを右側に移動したところのスクリーンショット

新しい位置がしっくりこない場合は、同じ手順を繰り返して別の位置(右、左、または下)を選択できます。シェルフの位置は何度でも自由に変更可能です。

左右配置のメリット

シェルフを左右に配置すると、いくつかのメリットがあります。

  • 画面スペースの有効活用: 特に縦長のコンテンツ(ウェブサイトやドキュメントなど)を表示する際に、横方向の表示領域を広く使えます。
  • 他の OS との類似性: 左側に配置すると、他の多くのオペレーティングシステムの垂直型アプリランチャーと同様の感覚で操作できる場合があります。
  • 操作性の向上: 右利きユーザーは右側に配置すると、マウスやタッチパッドでの操作が自然に感じられることがあります。

左右どちらの配置でも、ピン留めしたアプリやシステムアイコンなど、シェルフのすべての機能は通常通り利用できます。また、画面分割機能を使用する際も、シェルフは適切に表示されます。

ただし、左右に配置すると時間の表示が上下に分断(時/分)されてしまうことと、日付が [◯◯月〇〇日] という表示ではなくカレンダーアイコン内に [◯◯ (数字)] という日だけが表示されてしまう点が違います。また、ランチャーが上に表示されます。

よくある質問 (FAQ)

以下は、Chromebook でシェルフを移動させるときによくある質問です(クリック/タップで展開)。

よくある質問

Chromebook のタスクバー(シェルフ)を画面の上に移動できますか?

いいえ。

ChromeOS ではシェルフの位置として下部、左端、右端のみがサポートされています。

タスクバー(シェルフ)を移動するとパフォーマンスに影響しますか?

シェルフの位置変更が Chromebook のパフォーマンスに影響を与えることはありません。

これは表示上のカスタマイズであり、追加のシステムリソースを消費するものではありません。

タッチスクリーンの Chromebook でも左右のタスクバー(シェルフ)は機能しますか?

はい、タッチスクリーン搭載モデルでも左右のシェルフは同様に機能します。

トラックパッドやマウスでクリックするのと同じように、アイコンをタップして操作できます。

ただし、タブレットモードに移行した場合は、全画面ランチャーがデフォルト設定になり、Android タブレットやスマートフォンと同じ挙動になるため、シェルフは下部に固定されます。

左右に配置したタスクバー(シェルフ)の幅を変更できますか?

いいえ。

シェルフの幅は ChromeOS によって固定されています。下部配置でも左右配置でも、OS によって決定された一定のサイズが維持されます。

左右に配置したタスクバー(シェルフ)を自動的に隠すことはできますか?

はい。

「シェルフを自動的に隠す」機能はどの位置でも利用できます。シェルフを右クリック(または指 2 本でタップ)し、「シェルフを自動的に隠す」を有効にすると、カーソルをその端に移動するまでシェルフが非表示になります。

まとめ

実際に設定を切り替えてみると、左右の配置によって操作感や見え方が意外と異なることに気づくはずです。いつものレイアウトを少し変えるだけでも、作業効率や見た目の印象が変わるかもしれません。

デフォルトの下部配置だけでなく、左右の配置も試してみて、ご自身にとって最適な使い方を見つけてみてください。

出典: Chromebook ヘルプ

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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