Google は、先週一時的に配信を停止していた Android 16 QPR2 Beta 3 について、問題を修正した新しいビルド「Beta 3.1」の配信を開始しました。
これにより、対象となる Pixel デバイスで再び最新のベータ版アップデートが利用可能になっています。
配信停止から再開までの経緯
先週、Google は対象の Pixel デバイス向けに Android 16 QPR2 Beta 3 をリリースしました。このアップデートには、Google Play システムアップデートがインストールできない問題や、ランチャーの CPU 使用率上昇によるバッテリー消費の問題など、複数の修正が含まれていました。
しかし、リリース直後から、System UI がクラッシュし、デバイスが再起動を繰り返す「ブートループ」に陥るバグが存在することが判明しました。
この深刻な問題を受け、Google は正式な発表こそなかったものの、アップデートの配信を一時的に停止したとみられていました。
Google のコメントと修正版のリリース
配信停止の状況を受け、Android Authority が Google に問い合わせたところ、Google の広報担当者は Android 16 QPR2 Beta 3 の配信を今週中に再開する予定であると回答しました。
そして、その回答から数時間後の 2025 年 10 月 20 日(米国東部時間 18 時 15 分)、Google はデスクトップモードの問題を修正した Android 16 QPR2 Beta 3.1 の配信を開始しました。

Android 16 QPR2 Beta 3 / 3.1 の内容
今回配信が再開された Beta 3.1 では、配信停止の原因となっていたデスクトップモード関連のバグが修正されています。
Beta 3 に含まれていた主な修正点
元々の Android 16 QPR2 Beta 3 には、上記のデスクトップモードの問題修正に加えて、以下のような不具合修正が含まれています。
- Google Play システムアップデートがインストールに失敗する問題
- ランチャーによる過剰な CPU 使用が原因でバッテリー消費が増加する問題
- その他、複数のバグ修正
QPR2 Beta 3 のアップデート内容については、以下の記事をご覧ください。
アップデートの入手方法
対象の Pixel デバイスをお使いで、Android ベータプログラムに参加している場合、以下の手順でアップデートを確認できます。
- 設定アプリを開きます。
- [システム] > [ソフトウェア アップデート] > [システム アップデート] をタップします。
- アップデートが表示されれば、ダウンロードしてインストールします。
まとめ
一時配信停止となっていた Android 16 QPR2 Beta 3 ですが、原因となっていたバグを修正した Beta 3.1 として無事に配信が再開されました。ベータプログラムに参加しているユーザーは、アップデートを確認することをおすすめします。
出典: Android Authority, Reddit