Google Workspace の Gemini アプリ(Web 版)において、ビジネスまたは教育アカウントで利用する際に組織のロゴが表示されるようになります。
この変更により、ユーザーは現在使用しているアカウントが組織用か個人用かを一目で識別しやすくなり、利便性が向上します。
Gemini アプリでの企業のロゴが表示
Gemini アプリを Web ブラウザで利用する際、ユーザーのプロフィール写真の横に、所属する組織のロゴが表示されるようになります。
このロゴは、管理者が Google Workspace の管理コンソールで事前に設定している場合にのみ表示されます。
管理者が組織のロゴをアップロードしていない場合、アカウントの種類に応じて「WORK」(ビジネスアカウント)または「EDU」(教育アカウント)というラベルがプロフィール写真の横に表示されます。


これにより、ロゴの有無にかかわらずアカウントの種類を判別できます。
変更による影響と注意点
複数の Google アカウントを使い分けるユーザーにとって、個人アカウントと組織用アカウントの区別は重要です。
今回の変更でアカウントの識別が容易になることで、意図しないアカウントで情報を扱ってしまうといった誤操作を防ぐ効果が期待できます。
注意点として、このロゴ表示機能は PC などの Web ブラウザで利用する場合に限られます。スマートフォンやタブレットの Gemini モバイルアプリ、またはモバイルデバイスのブラウザで gemini.google.com にアクセスした場合には、ロゴは表示されません。
管理者向け
組織のロゴを表示させるには、Google Workspace の管理者が管理コンソールでロゴをアップロードする必要があります。まだ設定していない場合は、ヘルプページの手順に従ってロゴを追加してください。
- 管理者向けの設定: Google 管理コンソールから組織のロゴをアップロードします。
- 注意点: 設定したロゴは、組織部門やドメインにかかわらず、アカウント内の全ユーザーで共通のものが表示されます。また、ロゴは組織内のユーザーにのみ表示されます。
展開スケジュール
この機能の展開は、即時リリースおよび計画的リリースの両ドメインに対し、2025 年 10 月 15 日から最大 15 日間かけて段階的に展開されます。
すべての Google Workspace ユーザーが対象となります。
記事執筆時点では、HelenTech の管理する Google Workspace アカウントではまだロゴの表示を確認することはできませんでした。