Spotify は、Premium Family プランの機能として、13 歳未満のリスナーを対象とした「管理アカウント」の提供を新たに 7 か国で開始したことを発表しました。
この機能により、保護者は子ども専用のアカウントを作成してコンテンツを管理できるだけでなく、保護者も子供の再生履歴の影響を受けなくなるといったメリットがあります。
ただし、残念ながら現時点では日本は対象国に含まれていません。
子ども専用の「管理アカウント」
「管理対象アカウント」は、Premium Family プランの一部として提供され、13 歳未満(または各国の年齢基準未満)の子ども向けに設計された音楽専用アカウントです。
子ども自身がプレイリストを作成したり、Discover Weekly や daylist など Spotify のパーソナライズ機能を利用できる一方で、保護者は利用制限や視聴管理を行うことができます。
また、子どものアクティビティが親の「年間まとめ」に混ざることもなく、それぞれの好みを独立して維持できる点も大きなメリットです。
保護者による細かな設定が可能
ファミリープランの管理者は、アプリ内の設定から以下のような制御が行えます。
- 不適切な表現を含む楽曲をブロックできる「Explicit コンテンツフィルター」
- 特定のアーティストや楽曲を再生不可にする制限機能
- 動画や Canvas(楽曲に表示されるループ動画)の非表示設定
さらに、メッセージ機能など年齢制限のあるインタラクション機能は利用できません。
設定は、Spotify アプリのアカウントページから「メンバーを追加」→「13 歳未満のリスナーを追加」を選択することで行えます。
米国や英国など 7 か国で新たに提供開始
今回の拡大により、「管理対象アカウント」は米国、英国、カナダ、オーストラリア、ドイツ、フランス、オランダの 7 市場で新たに利用可能になりました。
同機能はこれまで、ニュージーランドやスウェーデン、スペイン、メキシコなど 10 か国で先行提供されており、良好な反応を受けてグローバル展開が進められています。
なお、現時点では日本では利用できず、提供時期も明らかにされていません。
出典 : Spotify