Google マップ、Gemini のような対話型 AI 検索機能「Ask Maps」をテスト中か

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Android 版 Google マップアプリ(ベータ版)の Google Play ストアのアプリ情報画面

Google マップに、生成 AI モデル Gemini のような対話形式で場所を検索できる新機能が追加される可能性が報じられました。

これは Android Authority が Android 向け Google マップのベータ版アプリ (バージョン 25.41.03.815390258) の解析から明らかにしたもので、ユーザーがより自然な言葉で目的地を探せるようになる機能とみられます。

目次

新機能「Ask Maps」の概要

解析によると、「Ask Maps(マップに質問)」と呼ばれる新機能に関連するコードが発見されました。

この機能では、アプリのホーム画面にある検索バーの下に「Ask Maps」というチップ(ボタン)が追加されます。タップすると下からシートが開き、質問を入力できるようになります。

Gemini に似たインターフェースを採用か

「Ask Maps」を開くと、Gemini アプリに似たインターフェースが表示されます。

画面下部には、AI に質問できる候補がカルーセル形式で並び、たとえば次のような例が確認されています。

  • 「カクテルと軽食があるレストラン」
  • 「今週末、私の地域でできるクールなこと」

具体的な店名がわからなくても、「〜な場所」といった自然な表現で目的地を探すことが可能になる設計です。

自然な文章による検索を強化

この「Ask Maps」は、2023 年に導入された AI 機能の拡張版とみられます。従来のキーワード検索だけでなく、「週末に楽しめる場所」や「静かなカフェ」といった、より自然な文章で質問することで、ユーザーの意図に沿った場所の候補を提案してくれる機能です。

機能はまだ開発段階

ただし、この機能はまだ開発の初期段階にあるようです。Android Authority が機能を試したところ、いくつかの課題が見つかりました。

例えば、「日本の最も高い山は?」と質問すると、富士山の情報が2回繰り返して表示される問題が確認されています。

また、「地域でできるクールなこと」と尋ねると、地図上には複数の場所が表示されるものの、画面下のリストには何も表示されないという不具合もあったとのことです。

これらの点から、機能が正式にリリースされるまでには、まだ改善が必要と考えられます。

まとめ

今回発見された「Ask Maps」機能は、APK の解析によって明らかになったものであり、Google が公式に発表したものではありません。そのため、将来的にデザインが変更されたり、正式にリリースされない可能性もあります。

とはいえ、Google が Google マップに生成 AI を統合する動きを進めていることは確実であり、Gemini とのさらなる連携強化が期待されます。

出典: Android Authority

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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