ウェブ版 NotebookLM、「ソースを探す」で Google ドライブを検索可能に

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ウェブ版 NotebookLM、「ソースを探す」で Google ドライブを検索可能に

Google の AI ノートツール NotebookLM の「ソースを探す」機能において、新たに Google ドライブ内のファイルを検索できる機能が追加されました。

これにより、従来のウェブ検索に加えて、自身のドキュメントやスライドの内容を直接検索し、NotebookLM のソースとして追加できるようになっています。

目次

「ソースを探す」でドライブを選択可能に

これまでこの機能では、入力したキーワードをもとにウェブ上の情報を検索し、Notebook に追加できましたが、新たに [Google ドライブ] を検索するオプションが表示されるようになりました。

ウェブ版 NotebookLM の「ソースを探す」に追加された Google ドライブのオプション
NotebookLM の「ソースを探す」に追加された Google ドライブのオプション

「ソースを探す」画面で Google ドライブを選択すると、「第 4 四半期の計画に関するドキュメント」、「Tim からのスライド」、「先週のメモ」といった自然言語でドライブ内のファイルが検索できます。

表示されるファイル形式は、Google ドキュメントが中心ですが、HelenTech で試したところ PDF やスライドと指定(◯◯に関する PDF、スライドの資料のように)すると、PDF ファイルとスライドも表示されました。

ファイル内容を直接検索可能に

従来のドライブ連携では、ファイル名で検索する必要がありましたが、今回のアップデートにより、ファイルの本文に含まれるキーワードやフレーズからも検索が可能になりました。そのため、正確なファイル名を覚えていなくても、関連する内容のドキュメントを見つけ出して NotebookLM に追加できます。

なお、公式の NotebookLM ヘルプにもドライブの連携の説明が追加されており、Google からの公式発表はありませんでしたが、すでに機能は広く展開されているようです。

ただし、一部のファイルが検索結果に表示されないケースも確認されており、アクセス権限や共有設定が影響している可能性があります。また、実際に試したところ一度にインポートできる数は 10 件までのようです。

Google は現時点でこの機能を正式発表していないため、詳細な仕様は明らかにされていませんが、TestingCatalog によると、以前から Drive 検索統合を準備していたとされており、現在段階的に展開が進んでいるものとみられます。

まとめ

NotebookLM は、ユーザーが指定したソースのみに基づいて回答を生成する仕組みを採用しており、AI が誤情報を生成する「幻覚(ハルシネーション)」を抑制できる点が特徴です。

そのため、今回 NotebookLM に追加された Google ドライブ内ファイル検索機能は、ファイル名を覚えていなくても、自然な文章でドライブ内のドキュメントを直接参照でき、情報収集と整理の効率を大きく高めるアップデートとなります。

今後は、画像ファイル内のテキスト認識や、モバイル版 NotebookLM への同様の機能拡張が期待されます。

出典: Android Authority, XDA

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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