Gemini アプリのデータが Google Workspace の透明性・管理ツールに対応

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Google は 2025 年 10 月 2 日(現地時間)、Google Workspace の Gemini アプリのデータが、企業の管理者向けに提供されている「アクセスの透明性」、「アクセス管理」、「アクセス承認」の対象になったことを発表しました。

これにより、管理者はサポートなどの目的で Google のスタッフが Gemini アプリのデータにアクセスする状況をより詳細に把握し、制御できるようになります。

目次

データアクセスの透明性と管理を強化

今回のアップデートにより、Gemini アプリのデータは Gmail や Google ドライブなど、他の Workspace アプリケーションと同様に、高度なデータガバナンス機能で保護されることになります。

これは、顧客データの所有権、セキュリティ、プライバシーに関する Google のコミットメントを拡張するもので、企業や組織はコンプライアンス要件を満たしやすくなります。

対象となる 3 つの管理ツール

今回 Gemini アプリのデータに対応した 3 つのツールの概要は以下の通りです。これらの機能によって、管理者は Google スタッフによるデータアクセスをきめ細かく管理できます。

アクセスの透明性

Google のスタッフがサポートなどの目的で顧客データにアクセスした際に、その操作ログをリアルタイムで提供する機能です。

管理者は「誰が」「いつ」「どのデータに」「何の目的で」アクセスしたかを確認でき、アクセスの正当性を検証できます。詳しくはこちらのヘルプをご覧ください。

アクセス管理

管理者が、データにアクセスできる Google のスタッフを、地理的な場所(例:米国内のスタッフのみに限定)やその他の属性に基づいて制限できる機能です。

データ主権やコンプライアンスの要件が厳しい組織にとって重要な管理機能です。詳しくはこちらのヘルプをご覧ください。

アクセス承認

Google のスタッフがサポート対応のために顧客データへアクセスする必要がある場合、管理者に明示的な承認リクエストを送信し、許可を得なければアクセスできないようにする機能です。

これにより、データへのアクセスを都度管理者が承認するプロセスを必須にできます。詳しくはこちらのヘルプをご覧ください。

利用対象と展開時期

この機能はすでにすべての対象ユーザーで利用可能です。管理者向けの機能であり、エンドユーザーへの直接的な影響はありません。

各機能の利用には、以下の Google Workspace ライセンスが必要です。

  • アクセスの透明性: Enterprise Plus
  • アクセス承認: Assured Controls または Assured Controls Plus
  • アクセス管理: Assured Controls Plus

出典: Google Workspace Updates

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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