ASUS JAPAN は 2025 年 10 月 3 日、14 インチディスプレイを搭載した「ASUS Chromebook CX14 (CX1405CTA)」シリーズに、Intel N50 プロセッサを搭載した新モデル 2 機種を追加したことを発表しました。
この新モデルは同日より Amazon.co.jp などで販売が開始され、販売価格は 4GB RAM モデルが 34,800 円、8GB RAM モデルが 54,800 円となっています。
「ASUS Chromebook CX14 (CX1405CTA)」シリーズは、日常的な作業やウェブブラウジングをスムーズにこなせる性能を備えており、和紙から着想を得たユニークな天板のデザインが特徴です。

今回のモデルは Intel N50 を搭載。性能は大きく向上
ASUS Chromebook CX14 (CX1405CTA) 自体は、今年 3 月に日本国内で販売が開始されたモデルです。
当初のモデルは、Intel N4500 プロセッサを搭載するモデルでしたが、今回リリースされたモデルには Intel N50 プロセッサが搭載されています。
「ASUS Chromebook CX14 (CX1405CTA)」の Geekbench スコアを調べてみたところ、Intel N50 と 8GB RAM を搭載したモデルのシングルコアは 1,034、マルチコアが 1,521 という結果でした

このスコアは、Celeron N4500 を搭載する従来の「ASUS Chromebook CX14」から、約 2 倍となります。
その他の CPU と比較すると、シングルコアは Kompanio 838 や Intel N100 に近いものですが、マルチコアはそれらに届かず、Kompanio 520 程度といった程度でした。
少なくとも、既存の Celeron N4500 を搭載するモデルよりもパフォーマンスは大きく向上していることが期待され、日常的な使用や事務作業には十分な性能を備えています。
なお、Intel N50 を搭載する新しい「ASUS Chromebook CX14 (CX1405CTA)」のコードネームは「Nirva」でした。
新しい ASUS Chromebook CX14 の仕様
以下は Intel N50 を搭載した新しい「ASUS Chromebook CX14 (CX1405CTA)」の仕様です。
ディスプレイ | 14 インチ TFT 1,920 × 1,080 ノングレア |
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CPU | Intel N50 |
RAM | 4GB / 8GB LPDDR5-4800 |
内部ストレージ | 64GB eMMC |
外部ストレージ | – |
ウェブカメラ | 2MP 720p プライバシーシャッター |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×1 HDMI ×1 |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.3 |
バッテリー | 最大 11 時間 |
その他 | MIL-STD 810H 日本語配列キーボード |
サイズ | 324.5 × 214.4 × 17.0 ~ 19.9mm |
重さ | 約 1.38kg |
ディスプレイやウェブカメラ、MIL-STD 810H 準拠の堅牢性などは Celeron N4500 モデルと同じですが、Intel N50 になった影響か USB-C ポートが 2 つになったことが大きな変更点です。
ただし、すべてのポートが本体の左側面に搭載されている点は好みが分かれるかもしれません。

バッテリー時間も僅かに増加しているなど、Celeron N4500 搭載モデルよりも全体的なバランスが良くなりました。
まとめ
ASUS から Intel N50 を搭載する新しい「ASUS Chromebook CX14 (CX1405CTA)」が発売されました。
これまでのようにチップを載せ替えただけかと思いましたが、USB-C ポートが追加されるなどの改善があり、4GB モデルは 34,800 円からと手頃な価格をキープしているところは良い点です。
手頃な価格で 14 インチモデルを検討しており、かつ性能もできる限り妥協したくないという人には、特に 4GB RAM モデルは良い選択肢になります。
