Amazon、Kindle に AI を活用した読書機能「Story So Far」と「Ask This Book」を導入

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Amazon Kindle (2024) の写真

Amazon は、先日海外で発表した新しい Kindle Scribe と Kindle Scribe Colorsoft のプレスリリースのなかで、Kindle の新しい AI 機能として「Story So Far」と「Ask This Book」を導入することも明らかにしました。

現時点では、これらの機能は米国での提供となります。

目次

新機能の詳細

今回発表された 2 つの新機能は、生成 AI を活用することで、ユーザーが物語への理解を深める手助けとなることを目的としています。

Story So Far:ネタバレなしのあらすじ要約

「Story So Far」は、読者が読んでいるページまでの出来事を要約してくれる機能です。

読み返す手間を省き、中断していた本や複雑な物語を再開する際に、これまでの展開を素早く把握できます。要約は読んだ範囲に限定されるため、先の展開が分かってしまう(ネタバレ)ことはないとしています。

Ask This Book:本の内容について AI に質問

「Ask This Book」は、読者が本の内容について質問できる対話型の機能です。

文章をハイライトし、「この登場人物の動機は?」や「このシーンの重要性は?」といった文脈に応じた質問をすると、AI が回答を生成します。

この機能も読んだ範囲の情報のみに基づいて回答するため、物語の結末などを知ってしまうことなく、理解を深めることができます。

提供時期と対象書籍

Amazon のプレスリリースによると、これらの新機能はまず米国で提供が開始されます。

  • 提供開始時期: 2025 年後半に Kindle の iOS アプリで先行提供、2026 年初頭に Kindle デバイスで対応予定
  • 対象書籍: 提供開始時点では「数千冊」の書籍が対象

Amazon は、本のスタイルによっては AI の回答精度が異なる場合があると注意を促しています。

これらの AI 機能の導入により、Kindle が重視してきた「シンプルで読書に集中できる」という良さを維持しつつ、利便性が向上すると思われます。

出典: Amazon

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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