Google の AI チャットボット Gemini は、現在シンプルなホーム画面を採用していますが、Google Discover のようなスクロール可能なフィード形式のデザインに変更するテストを行っていることが明らかになりました。
この情報は、Android Authority が Google アプリの最新バージョン(16.38.62.sa.arm64)を解析したことで判明したものです。
現在のデザインから Discover 風フィードへ
現在の Gemini アプリのホーム画面は、ウェルカムメッセージと「+」アイコンと「画像」などツールへのショートカットが表示される、すっきりとしたデザインです。
今回テストされている新しいデザインでは、これらのショートカットボタンが画面上部に移動し、その下にスクロール可能なプロンプトの提案フィードが追加されます。この変更により、ユーザーは様々な使い方を発見しやすくなることが期待されます。

スクロールで発見する新しいプロンプト
新しく追加されたフィードには、ワンタップで会話を始められる様々なプロンプトが提案されます。これらは Gemini の多岐にわたる機能を紹介する「会話のきっかけ」として機能します。
提案されるプロンプトの例は以下の通りです。
- 画像編集: 「ヴィンテージのグランジ風にして」
- 情報収集: 「毎日のニュースまとめを送って」
- 学習: 「基本的な生物学のクイズを出して」
- プログラミング: 「簡単なゲームをコーディングして」
まとめ
現時点では、これらの変更は開発中のものであり、最終的に新しいホーム画面が全てのユーザーに提供されるとは限りません。
しかし、この変更が実装されれば、具体的なプロンプトが提案されることで、「AI に何を頼めば良いかわからない」と感じていたユーザーも、Gemini をより手軽に、効果的に活用し始めるきっかけになるかもしれません。