Google は 2025 年 9 月 30 日 (米国時間)、Chromebook などの ChromeOS および ChromeOS Flex の安定版 (Stable) を利用しているデバイス向けに、ChromeOS 140 における最初のマイナーアップデートを展開しました。
今回のアップデートにより、Chrome ブラウザのバージョンは 140.0.7339.201 から 140.0.7339.229 (プラットフォームバージョン: 16371.61.0) へと更新されます。
記事執筆時点では、アップデートのリリース告知は行われていますが、詳細な変更内容については公開されていません。
なお、前回 ChromeOS 140 へのメジャーアップデートが遅れていた一部機種(例: ASUS Chromebox 5 など)は、今回のアップデートにより ChromeOS 140 に更新されました。HelenTech で使用している ASUS Chromebox 5 でも確認できました。
今回のアップデートについて
ChromeOS のマイナーアップデートは、主にセキュリティ修正や細かなバグ修正が中心となることが多く、新機能が追加されることは稀です。
現時点では、今回のアップデートによる大きな変更点や、ユーザーに影響を与えるような新たな問題は特に報告されていません。
ただし、IssueTracker などで調べてみたところ、一つ前の Chrome ブラウザのバージョン 140.0.7339.201 では、以下のような問題が報告されていました。
- Chrome で印刷プレビューを使用して PDF ドキュメントを開くと、ドキュメントの表示が異なる: Chrome の印刷プレビューで、拡大率を 99 未満(拡大率を変更)にすると、印刷結果が異なる可能性がある (#446814380)
今回のアップデートで解消しているかは分かりませんが、このような細かいバグへの対処が含まれている可能性があります。
もしアップデート後に何らかの問題を発見した場合は、以下のいずれかの方法で Google にフィードバックを送信することができます。
- ChromeOS の [設定] > [ChromeOS について] > [フィードバックを送信]
- [alt] + [shift] + [i] を押す
まとめ
今回のアップデートは、これまでの傾向からバグ修正やセキュリティの改善が含まれていると考えられます。
現時点では、アップデート後に新たな大きな問題は報告されていないため、基本的にはアップデートを適用することをおすすめします。お使いのデバイスにアップデートが通知されたら、適用しておきましょう。
なお、ChromeOS 141 へのメジャーアップデートは、2025 年 10 月 14 日に予定されています。
出典: Chrome Releases