Google スプレッドシートの条件付き通知機能が強化され、これまで最大 10 件だった通知ルールの上限が 20 件に倍増します。
この拡張により、スプレッドシート内での特定の条件(タスクのステータス変更、担当者の割り当てなど)に基づいたメール通知を、より幅広いユースケースで活用できるようになります。
条件付き通知の機能拡張の概要
Google スプレッドシートの条件付き通知は、スプレッドシート内のデータが特定の基準を満たしたときに、指定したユーザーにメールでアラートを送信する機能です。今回のアップデートで、設定できるルールの数が大幅に増加しました。
変更前 | 変更後 |
スプレッドシートあたり最大 10 件 | スプレッドシートあたり最大 20 件 |
この変更により、ユーザーは最大 20 種類の異なる条件に基づいて通知を設定でき、より複雑なワークフローや多様なデータ監視に対応できます。
- 具体例:
- 特定のタスクの「ステータス」が「完了」に変わったとき
- 「担当者」列に自分の名前が追加されたとき
- 「在庫数」が「5」を下回ったとき
- 「期日」が「今日」になったとき
条件が満たされた場合、設定された受信者(自分自身または共同編集者)に変更を通知するメールが届きます。
利用方法
この機能は、すべての Google Workspace ユーザー、Workspace Individual 加入者、および個人の Google アカウントを持つユーザーに対して、デフォルトで有効になります。管理者が行う設定変更はありません。
エンドユーザーは、以下の手順で新しいルールを設定できます。
- Google スプレッドシートを開きます。
- 上部のメニューから [ツール] > [通知設定] > [条件付き通知] を選択します。
- 表示された設定画面で、最大 20 件の新しい通知ルールを設定します。

まとめ
今回の機能拡張はすでに提供が開始されています。
この機能強化は、スプレッドシートをチームのタスク管理やデータトラッキングに使用しているユーザーにとって、監視の柔軟性を高める大きなメリットとなります。