Google スプレッドシート、Gemini での数式生成機能がアップデート。数式の説明やエラーの自動修正など

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Google は 2025 年 9 月 24 日(現地時間)、Google スプレッドシートに搭載されている AI 機能「Gemini」の数式生成機能を大幅に強化し、自然言語による数式の詳細な説明やエラーの説明と自動修正、複数の数式オプションを提案する機能の追加を発表しました。

目次

Gemini による数式生成の主な新機能

今回のアップデートでは、主に 3 つの機能が強化され、ユーザーが数式をより深く理解し、活用できるようになりました。

自然言語による数式の詳細な説明

生成された複雑な数式がどのように機能するのか、ステップバイステップで自然言語による説明が提供されるようになりました。これにより、ユーザーは数式の構造を理解しやすくなり、将来的に自身で応用する際にも役立ちます。

もし Gemini が自動で説明を提供しない場合でも、追加で質問すれば解説を得ることが可能です。

数式エラーの説明と自動修正

入力した数式にエラーが発生した場合、Gemini はその原因を具体的に説明します。

例えば、「A1 セルの日付がテキスト形式でフォーマットされています」といった指摘を行います。さらに、そのエラーメッセージを基に、問題を解決するための修正された数式を生成させることができます。

複数の数式オプションを提示

より複雑なタスクや、複数のアプローチが考えられる場合、Gemini は複数の数式オプションを提示できるようになりました。これにより、ユーザーは自身の目的に最も合った方法を選択できます。

利用方法

組織で Gemini in Workspace アプリを利用するためには、管理者が管理コンソールでスマート機能とパーソナライズ設定をオンにする必要があります。

ユーザーは、スプレッドシートの右上にある「Ask Gemini」(スパークアイコンのボタン)をクリックすることで、サイドパネルから Gemini にアクセスできます。

展開と対象プラン

このアップデートは、すべての対象ユーザーに対して既に利用可能です。

対象となるプランのユーザーは次のとおりです。

  • Business Standard と Plus
  • Enterprise Standard と Plus
  • Google AI Pro for Education
  • Google AI Pro と Ultra
  • Gemini Business と Enterprise

まとめ

Google スプレッドシートGemini がアップデートされたことで、数式に不慣れなユーザーから高度な分析を行いたい上級者まで、幅広い層でサイドパネルの Gemini を活用しやすくなりました。

出典: Google Workspace Updates

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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