Google ドキュメントの Android アプリが、今後のアップデートでユーザーインターフェース (UI) の大幅な改善を予定していることが明らかになりました。
Android Authority によれば、Google ドキュメントアプリのバージョン 1.25.381.00.90 を解析したところ、検索フィルターの強化、デザインの刷新を含む UI 変更が導入される予定です。
検索機能に便利なフィルターが追加
今回のアップデートの大きな変更点として、検索機能へにフィルターが追加されます。
これまで Google ドライブなどに比べて機能が限定的でしたが、新たに以下の 3 つのフィルターが導入される見込みです。
- 種類 (Type): ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションなど、ファイルの種類で絞り込みます。
- ユーザー (People): ファイルのオーナーを基準に検索できます。
- 更新日 (Modified): 「過去 7 日間」「過去 30 日間」「今年」など、ファイルが最後に更新された日時で絞り込むことができます。
これらのフィルターにより、目的のファイルを素早くかつ正確に見つけられるようになります。

Material 3 Expressive でデザインを刷新
Google の最新デザイン言語 Material 3 Expressive が、画面右下のフローティングアクションボタン (FAB) に導入されます。
新しいデザインでは、プラス (+) アイコンがより大きくなり、タップ後に表示される「テンプレートを選択」と「新しいドキュメント」のボタンは、角の丸い長方形からピル形状に変わります。これにより、視覚的にも統一感のあるモダンなデザインになります。

片手操作がしやすくなる UI の改善
スマートフォンの大画面化に対応するため、これまで画面上部にあったテキストの書式設定ツールが、画面下部のツールバーに移動します。
この変更により、特に片手でスマートフォンを操作している際に、文字の装飾や段落設定といった機能にアクセスしやすくなります。
さらに、この下部ツールバーは横にスクロール可能となり、従来はメニューの奥にあったツールにも素早くアクセスできるようになる見込みです。

まとめ
現時点では、これらの変更がいつリリースされるかは分かりません。しかし、Google ドキュメントを日常的に利用するユーザーにとって、とくにフィルター機能は利便性が向上するものとなります。
一部ではすでにこの新機能が有効化されていることから、機能と UI 変更のリリースが近いことが期待されます。