Google は Wear OS 向けの「Google 時計」アプリのアップデートにより、アラーム、ストップウォッチ、タイマーの各機能を示すアプリアイコンの新デザインを広く展開しています。
この変更は、Android 16 QPR1 で導入された Material 3 Expressive スタイルを反映したものです。
新しいアプリアイコンのデザイン
今回のアップデート (バージョン 6.10.571.x) で、主要な 3 つの機能のアイコンのデザインが変更されました。
- アラーム: これまでの黄色い背景にシンプルな時計を描いただけのデザインから、奥行きを感じさせるリアルな時計のデザインに変更されました。中央には太い Material 3 スタイルの針が配置され、アイコンの色は青色に統一されています。
- ストップウォッチ: 従来の赤色から青色へと変更され、よりシンプルなデザインになりました。これにより、どの機能かが直感的に認識しやすくなっています。
- タイマー: 実際の砂時計を模したデザインとなり、青と紫の色合いと 3D 効果が特徴的です。

この変更は、ユーザーが各機能をより素早く見分けられるようにするためのものと考えられますが、デザインは好みが別れるかもしれません。
アプリ本体のデザイン変更は今後の予定
現時点での変更はアプリアイコンのみで、アプリ本体の UI (ユーザーインターフェース) やタイルには適用されていません。
しかし、Pixel Watch 4 のハンズオンなどから、「Google 時計」アプリ本体にも Material 3 Expressive スタイルが適用される予定であることが確認されています。
その際の変更は、ボタンが角の丸いピル形状になったり、フォントが更新されたりといった、比較的小規模なものになる見込みです。
アプリ本体の再設計は、今後のアップデートまたはサーバー側の更新によって展開される可能性があります。
なお、このアプリアイコンの刷新は Wear OS 版に特有のものであり、スマートフォン版の「Google 時計」アプリではアイコンの変更は行われていません。
Fitbit アプリのアイコンも同様の変更を受けていますが、他の Google 純正アプリは現時点では変更されていません。