Google は、まもなく発表が予定されている Gemini 搭載の新型スピーカーや Nest Cam などに合わせて、Google Home アプリに Gemini を導入する準備を進めているようです。
今回、この一環として Android 版 Google Home アプリのデザインが刷新され、新しい UI やその他の変更が行われることが示唆されました。
この情報は、Android Authority が Google Home アプリのバージョン v3.41.50.3 の解析から明らかにしたもので、実際に新しい UI を有効にした状態のスクリーンショットも共有しました。
Gemini for Home が Google アシスタントを置き換える
今回のアップデートにおける最大の変更点は、従来の Google アシスタントに代わり「Gemini for Home」が導入されることです。
ホーム画面の上部に新設される「Ask Home (ホームに相談)」という検索バーを通じて Gemini にアクセスし、より自然な会話形式でのデバイス操作や高度な自動化が可能になります。
具体的には、以下のような機能が提供される見込みです。
- 「これを自動化してほしい」といった曖昧な指示
- 動画や履歴の検索
- AI によるイベントの詳細な説明や通知、日々の要約
UI デザインも大幅に刷新
アプリの UI も大幅に変更され、よりシンプルで直感的なデザインになります。主な変更点は以下の通りです。
- ホーム画面の簡素化
- 「お気に入り」タブの名称変更: これまでの「お気に入り」タブは「ホーム」タブに名称が変更されます。
- タブの統合: 「デバイス」と「設定」タブが廃止され、「ホーム」タブ内のグリッドアイコンから「すべてのデバイス」にアクセスする形式に変更されます。
- ヘッダーの整理: ヘッダーにあった「設定」、「受信トレイ」、「Labs」の各アイコンはアカウント切り替えページに移動し、よりすっきりとした見た目になります。

- その他の変更点
- 新しいお気に入り: 屋外の空気質指数 (AQI) と気温を「ホーム」画面にピン留めできるようになります。
- タブの再編: 「アクティビティ」と「自動化」タブの順序とアイコンが新しくなります。
- QR コードスキャンの改善: デバイスを追加する際の QR コードスキャン画面が、よりスキャンエリアに集中しやすいデザインに変更されます。

まとめ
Gemini の統合により、Google Home アプリはデバイスの操作や設定がさらに便利になる可能性があります。
Google は 10月 1日 に新しいスマートホームに関する発表を行うことを予告しており、今回発見された新しいアプリのデザインも、そのタイミングで正式に発表されると予想されます。
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